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賃金体系の設計

観点
1)客観的に、かつ公正に評価できる要素で構成されていること。
2)要素間のウェートが適当であること。
3)従業員にとってもわかりやすい体系であること。

 以下に一般的な賃金体系を紹介します。


 
支給額の設定

 次に非常に重要な賃金を設定していきます。

手順
(1)企業として、支払可能な全支給額の規模=支払給与原資の設定をします。
(2)各項目ごとの支給金額テーブルを設定する。
(3)職能給部分の賃金テーブルを設定する。

 ここでは、賃金設計の主要部分を占める職能給を例に具体的な設定方法を紹介します。職能給については従業員規模100名以下であれば資格等級を5〜8等級に分けるのが一般的です。また資格等級のなかでも号級を設定していき、階段式にレベルアップさせていきます。
 そして、各資格等級、号級によって賃金額を設定していきます。

 以下に号俸表の一例を紹介します。ご参考にしてください。

号俸表(例)
  1級 2級 3級 4級 5級 6級 7級
1号
2号
3号
4号
5行
6号
7号
8号
9号
10号
11号
12号
13号
14号
15号
16号
 23,000
24,600
26,200
27,800
29,400
30,200
31,000
 29,800
31,800
33,800
35,800
37,800
38,800
39,800
 37,400
39,900
42,400
44,900
47,400
49,900
52,400
53,650
54,900
56,150
 50,300
53,300
56,300
59,300
62,300
65,300
68,300
71,400
72,600
73,800
 64,700
68,300
71,700
75,300
78,600
81,200
84,900
88,400
91,200
93,800
94,800
96,400
99,000
101,450
103,400
104,200
 85,900
90,200
93,800
95,600
97,900
99,800
101,000
104,700
107,400
109,100
112,200
116,100
117,800
118,900
120,000
121,000
117,800
125,800
131,100
140,100
143,900
150,100
155,900
161,200
170,100


 実際としては、賃金体系の異なる職種を分類・グループ化して
(1)グループごとに「モデル賃金」を定めます。
(2)その数字を現状の水準と比較し、賃金の設定を行っていきます。