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2022年度税務職員採用試験を公表

 人事院と国税庁は5月6日、高校卒業程度を対象とする2022年度(令和4年度)税務職員採用試験の概要を公表した。試験の詳細は同日付の官報で公告されている。また、人事院では、受験案内とともに採用予定者数が約900人であることも公表している。

 受験資格は、2022年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して3年を経過していない者(2019年4月1日以降に卒業した者が該当)及び2023年3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者。また、人事院がこれに準ずると認める者。ただし、日本国籍を有しない者等は受験できない。

 受験申込みはインターネットにより行い、受付期間は6月20日~6月29日まで。1次試験(学科)は9月4日に実施、10月6日に合格発表。2次試験(人物試験・身体検査)は10月12日~21日までの間の指定する日に実施、最終合格者は11月15日に発表される。最終合格者は、採用候補者名簿(1年間有効)に記載され、名簿に記載された者の中から、国税局(所)の面接により採用者が内定される。

 2022年度採用試験合格者の採用は2023年4月なので採用年度は2023年度になる。採用されると税務大学校に入校し、普通科83期生として1年間の全寮制の研修後、各税務署に配属される。

 国税庁が毎年公表している事務年報では、税務職員採用試験による採用者数を掲載しており、最近10年間の採用者数をみると、民主党政権下で行われた国家公務員の新規採用抑制方針の影響を受けた2012年度試験の182人が極端に少なかったが、自民党政権となってからは反動で減員分を補う採用が行われ、2015年度試験以降は700人台で推移、2020年度試験では892人が採用されている。人事院が昨年公表した2021年度試験の採用予定者数は約1010人だった。

税務職員採用試験 受験案内について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 人事院と国税庁は5月6日、高校卒業程度を対象とする2022年度(令和4年度)税務職員採用試験の概要を公表した。試験の詳細は同日付の官報で公告されている。また、人事院では、受験案内とともに採用予定者数が約900人であることも公表している。 受験資格は、2022年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して3年を経過していない者(2019年4月1日以降に卒業した者が該当)及び2023年3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者。また、人事院がこれに準ずると認める者。ただし、日本国籍を有しない者等は受験できない。 受験申込みはインターネットにより行い、受付期間は6月20日~6月29日まで。1次試験(学科)は9月4日に実施、10月6日に合格発表。2次試験(人物試験・身体検査)は10月12日~21日までの間の指定する日に実施、最終合格者は11月15日に発表される。最終合格者は、採用候補者名簿(1年間有効)に記載され、名簿に記載された者の中から、国税局(所)の面接により採用者が内定される。 2022年度採用試験合格者の採用は2023年4月なので採用年度は2023年度になる。採用されると税務大学校に入校し、普通科83期生として1年間の全寮制の研修後、各税務署に配属される。 国税庁が毎年公表している事務年報では、税務職員採用試験による採用者数を掲載しており、最近10年間の採用者数をみると、民主党政権下で行われた国家公務員の新規採用抑制方針の影響を受けた2012年度試験の182人が極端に少なかったが、自民党政権となってからは反動で減員分を補う採用が行われ、2015年度試験以降は700人台で推移、2020年度試験では892人が採用されている。人事院が昨年公表した2021年度試験の採用予定者数は約1010人だった。
2022.05.12 16:32:20