令和３年度税理士試験結果、５８５人が税理士資格取得
令和３年度（第７１回）税理士試験結果が１２月１７日付の官報に公告され、５８５人が晴れて税理士資格を取得した。同年度の税理士試験は８月１７日から３日間行われ、女性７２０５人を含む２万７２９９人（延受験者数３万７６７３人）で申込者（３万５７７４人）の約８割弱が受験した。
試験の結果、一部科目合格者数は女性１３３９人を含む４５５４人で、一部科目合格者を含めた合格率は１８．８％と前年度に比べ１．５ポイント減った。なお、今回の試験で合格科目が５科目に達し、税理士資格を取得した者は女性１５１人を含む５８５人と前年より６３人少ない。
合格者の内訳をみると、学歴別では、約７４．３％の４３５人を「大学卒」が占め、以下、「専門学校卒」の７７人、「高校・旧中卒」の４５人、「短大・旧専卒」の１６人、「その他」１０人、「大学在学中」２人の順。また、年齢別では、「４１歳以上」が２５６人で最も多く、以下、「３６～４０歳」が１１６人、「３１～３５歳」が９８人、「２６～３０歳」が７４人、「２５歳以下」が４１人だった。
一方、科目別の合格率平均は１６．５％で、前回に比べて０．８ポイント低下した。科目別でみると、受験者数は違うものの最も高かったのは「財務諸表論」が２３．９％と２割を超え圧倒的に高く、以下、２年度に最も高かった「簿記論」が１６．５％、「固定資産税」１３．８％、「国税徴収法」１３．７％、「法人税法」及び「相続税法」がともに１２．８％と続き、今回、最も難しかった科目は、「消費税法」の１１．９％。
なお、令和４年度（第７２回）税理士試験は、来年は８月２日から８月４日まで行われ、同年１１月３０日に合格者が発表される予定となっている。
提供元：２１Ｃ・ＴＦフォーラム（株式会社タックス・コム）
