NISA口座での買付額が20兆円を突破
金融庁が10月7日に公表した少額投資非課税制度であるNISAの2020年6月末時点の口座利用状況調査結果によると、NISA口座での買付額が20兆円を突破したことがわかった。
NISA取扱全金融機関を対象に調査したもので、NISA(一般・つみたて)口座数は1445万966口座(一般1200万7249口座、つみたて244万3717口座)、買付額は20兆1536億1360万円(一般19兆6958億5694万円、つみたて4577億5666万円)だった。
口座数を年代別にみると、一般NISAは60歳代、70歳代の高齢者の口座数が多く、ともに全体の21.5%を占め、50歳代~80歳代以上でみると全体の約7割を占めている。逆につみたてNISAは30歳代(26.5%)、40歳代(25.7%)の口座数が多く、20歳代も含めると全体の約7割を占めている。
買付額(2014年~2020年)を商品別にみると、一般NISAでは上場株式(全体の41.8%)と投資信託(同55.4%)合計で買付額のほぼ全てを占め、制度上、投資対象商品が投資信託とされているつみたてNISAでは、買付額のほぼ全てがインデックス投信及びアクティブ運用投信等だった。
一方、未成年者が対象で、2023年末で口座開設期間が終了する予定のジュニアNISAの口座数は38万3073口座、買付額は2070億3595万円にとどまっている。
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)