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国税庁が4年連続で社会人経験者を大量採用へ

 国税庁が4年連続で社会人経験者を大量採用することがわかった。人事院・国税庁が7月1日に公表した2019年度国税庁経験者採用試験(国税調査官級)の受験案内によると、経験者採用試験での採用数を2018年度、2017年度と同数の約220人予定しており、2016年度(採用数185人)を含めると4年連続で200人程度の大量採用となる。国税庁経験者採用試験による採用者数は、2015年度までは最高でも24人だった。

 大量採用は、平成6年からしばらくの間、退職者が少数の期間が続いた影響などでその間の採用数を減らした結果、この少数採用期の職員が30歳代となった現在、国税庁の年代別職員構成が、40~50歳代前半はほぼすべての年齢で1500人を超え、20歳代後半も1000人を超えているのに対し、30歳代はほぼ1000人を下回っていることから、30歳以上の職員を早期に増やす目的で2016年度から始まった。

 受験案内によると、受験資格は2019年4月1日現在、短大を除く大学等を卒業した日又は大学院の課程等を修了した日のうち最も古い日から起算して8年を経過した者。卒業後、正社員・正職員として通算8年以上の職務経験が必要で、特に財務・経理、資金の貸付や運用、情報処理・電子商取引等の職務経験者を求めている。

 試験申込はインターネットにより8月2日から8月20日まで受付。第1次試験は9月29日で合格発表は10月24日。さらに第2次~第3次試験を経て最終合格者を12月25日に発表する。最終合格者は採用候補者名簿に記載され、国税庁が名簿の中から採用者を決定し2020年4月に採用する。

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 国税庁が4年連続で社会人経験者を大量採用することがわかった。人事院・国税庁が7月1日に公表した2019年度国税庁経験者採用試験(国税調査官級)の受験案内によると、経験者採用試験での採用数を2018年度、2017年度と同数の約220人予定しており、2016年度(採用数185人)を含めると4年連続で200人程度の大量採用となる。国税庁経験者採用試験による採用者数は、2015年度までは最高でも24人だった。 大量採用は、平成6年からしばらくの間、退職者が少数の期間が続いた影響などでその間の採用数を減らした結果、この少数採用期の職員が30歳代となった現在、国税庁の年代別職員構成が、40~50歳代前半はほぼすべての年齢で1500人を超え、20歳代後半も1000人を超えているのに対し、30歳代はほぼ1000人を下回っていることから、30歳以上の職員を早期に増やす目的で2016年度から始まった。 受験案内によると、受験資格は2019年4月1日現在、短大を除く大学等を卒業した日又は大学院の課程等を修了した日のうち最も古い日から起算して8年を経過した者。卒業後、正社員・正職員として通算8年以上の職務経験が必要で、特に財務・経理、資金の貸付や運用、情報処理・電子商取引等の職務経験者を求めている。 試験申込はインターネットにより8月2日から8月20日まで受付。第1次試験は9月29日で合格発表は10月24日。さらに第2次~第3次試験を経て最終合格者を12月25日に発表する。最終合格者は採用候補者名簿に記載され、国税庁が名簿の中から採用者を決定し2020年4月に採用する。提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)
2019.07.04 16:07:03