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795人が晴れて税理士資格取得

 国税庁が12月15日に公表した平成29年度(第67回)税理士試験結果によると、795人が晴れて税理士資格を取得したことがわかった。今年8月8日から8月10日までの3日間で実施された今回の試験受験者数は、女性8165人を含む3万2974人(延受験者数4万5462人)で申込者(4万1242人)の約8割が受験した。

 試験の結果、一部科目合格者数は女性1661人を含む5839人で、一部科目合格者を含めた合格率は20.1%と前年の15.8%に比べ4.3ポイント増加し2割を超えた。今回の試験で合格科目が5科目に達し、税理士資格を取得した者は女性211人を含む795人と前年より39人増えた。

 合格者795人の内訳をみると、学歴別では、78%超の622人を「大学卒」が占め、以下、「専門学校卒」の77人、「高校・旧中卒」の56人、「短大・旧専卒」の21人、「その他」16人、「大学在学中」3人の順。また、年齢別では、昨年同様に「41歳以上」が最多となる277人。次いで、「36~40歳」が173人、「31~35歳」が163人、「26~30歳」が124人、「25歳以下」が58人と続く。

 昨年2ポイント下がった科目別の合格率平均は、今回3.8ポイント上昇し17.0%。科目別でみると、受験者数は違うものの最も高かったのは「財務諸表論」でなんと29.6%。実に受験した3割近くが合格となっている。次に高かったのが、昨年、一昨年で最も難しかった「住民税」で2.8ポイント増加の14.3%。以下、「簿記論」14.2%、「消費税」と「固定資産税」が13.3%、「所得税法」13.0%の順。今回、最も難しかった科目は、「国税徴収法」の11.9%。

 なお、平成30年度(第68回)税理士試験は、来年8月7日から8月9日まで行われ、同年12月中旬に合格者が発表される予定となっている。

平成29年度(第67回)税理士試験結果について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 国税庁が12月15日に公表した平成29年度(第67回)税理士試験結果によると、795人が晴れて税理士資格を取得したことがわかった。今年8月8日から8月10日までの3日間で実施された今回の試験受験者数は、女性8165人を含む3万2974人(延受験者数4万5462人)で申込者(4万1242人)の約8割が受験した。 試験の結果、一部科目合格者数は女性1661人を含む5839人で、一部科目合格者を含めた合格率は20.1%と前年の15.8%に比べ4.3ポイント増加し2割を超えた。今回の試験で合格科目が5科目に達し、税理士資格を取得した者は女性211人を含む795人と前年より39人増えた。 合格者795人の内訳をみると、学歴別では、78%超の622人を「大学卒」が占め、以下、「専門学校卒」の77人、「高校・旧中卒」の56人、「短大・旧専卒」の21人、「その他」16人、「大学在学中」3人の順。また、年齢別では、昨年同様に「41歳以上」が最多となる277人。次いで、「36~40歳」が173人、「31~35歳」が163人、「26~30歳」が124人、「25歳以下」が58人と続く。 昨年2ポイント下がった科目別の合格率平均は、今回3.8ポイント上昇し17.0%。科目別でみると、受験者数は違うものの最も高かったのは「財務諸表論」でなんと29.6%。実に受験した3割近くが合格となっている。次に高かったのが、昨年、一昨年で最も難しかった「住民税」で2.8ポイント増加の14.3%。以下、「簿記論」14.2%、「消費税」と「固定資産税」が13.3%、「所得税法」13.0%の順。今回、最も難しかった科目は、「国税徴収法」の11.9%。 なお、平成30年度(第68回)税理士試験は、来年8月7日から8月9日まで行われ、同年12月中旬に合格者が発表される予定となっている。
2017.12.19 18:32:36