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88%が副業に興味あるも実際副業経験ありは32%

 正社員の88%が「副業に興味がある」と回答したことが、エン・ジャパンが同社運営の「エン転職」上で、20代~40代の正社員を対象に実施した「副業に関するアンケート調査」結果(有効回答数3111人)で分かった。副業に興味がある理由(複数回答)は、「収入を得るため」(83%)が最多、次いで「自分のスキルアップのため」(22%)が続いた。また、副業経験の有無については、「ある」という回答は32%にとどまった。

 副業経験者が経験したことのある副業(複数回答)は、最多は「アルバイト(接客・販売・サービス系)」(59%)、次いで、「アンケートモニター・ポイントサイト」(22%)、「ネットオークション・フリマサイト」(15%)が続いた。副業経験者が副業に費やしていた時間(週当たり)は、「5時間未満」が60%を占め最多。また、副業で得ていた月の収入額は、約半数が「1万円~5万円未満」(47%)だった。

 副業経験者で副業を現在も続けている人は45%。続けている理由は「収入を増やしたい」という声が多く、「気が向いた時にできるから」(25歳女性)、「本業とは違う仕事で気分転換にもなる」(28歳男性)というコメントも寄せられた。止めた理由では、「副業禁止の会社に転職したため」(29歳女性)、「本業が多忙になり、両立が難しくなった」(30歳男性)、「本業の収入が上がり、副業の必要がなくなった」(26歳男性)などが挙げられた。

 現在の勤務会社で副業が「認められている」という回答は13%。「禁止されている」(55%)企業がまだまだ多いようだ。副業をする際に難しかった(難しそうだと思う)こと(複数回答)を経験者と未経験者、それぞれに聞いたところ、上位3項目に挙げられたのは、「時間管理」(経験者:64%、未経験者:67%)、「確定申告など、事務作業に関する知識・処理」(同:31%、50%)、「本業との切り分け」(同:29%、45%)だった。

 副業を実現するために、必要だと思うスキル・能力(複数回答)も、経験者と未経験者それぞれに質問したところ、最多は「時間管理能力」(経験者:64%、未経験者:71%)、次いで「マメさ・きめ細やかさ」(同:38%、35%)だった。副業経験の有無別でみると、経験者は「コミュニケーション能力」(同:38%、26%)を挙げた人が多いのに対し、未経験者は「専門的なスキル」(同:31%、36%)を挙げている。

正社員3000名に聞く「副業」実態調査について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 正社員の88%が「副業に興味がある」と回答したことが、エン・ジャパンが同社運営の「エン転職」上で、20代~40代の正社員を対象に実施した「副業に関するアンケート調査」結果(有効回答数3111人)で分かった。副業に興味がある理由(複数回答)は、「収入を得るため」(83%)が最多、次いで「自分のスキルアップのため」(22%)が続いた。また、副業経験の有無については、「ある」という回答は32%にとどまった。 副業経験者が経験したことのある副業(複数回答)は、最多は「アルバイト(接客・販売・サービス系)」(59%)、次いで、「アンケートモニター・ポイントサイト」(22%)、「ネットオークション・フリマサイト」(15%)が続いた。副業経験者が副業に費やしていた時間(週当たり)は、「5時間未満」が60%を占め最多。また、副業で得ていた月の収入額は、約半数が「1万円~5万円未満」(47%)だった。 副業経験者で副業を現在も続けている人は45%。続けている理由は「収入を増やしたい」という声が多く、「気が向いた時にできるから」(25歳女性)、「本業とは違う仕事で気分転換にもなる」(28歳男性)というコメントも寄せられた。止めた理由では、「副業禁止の会社に転職したため」(29歳女性)、「本業が多忙になり、両立が難しくなった」(30歳男性)、「本業の収入が上がり、副業の必要がなくなった」(26歳男性)などが挙げられた。 現在の勤務会社で副業が「認められている」という回答は13%。「禁止されている」(55%)企業がまだまだ多いようだ。副業をする際に難しかった(難しそうだと思う)こと(複数回答)を経験者と未経験者、それぞれに聞いたところ、上位3項目に挙げられたのは、「時間管理」(経験者:64%、未経験者:67%)、「確定申告など、事務作業に関する知識・処理」(同:31%、50%)、「本業との切り分け」(同:29%、45%)だった。 副業を実現するために、必要だと思うスキル・能力(複数回答)も、経験者と未経験者それぞれに質問したところ、最多は「時間管理能力」(経験者:64%、未経験者:71%)、次いで「マメさ・きめ細やかさ」(同:38%、35%)だった。副業経験の有無別でみると、経験者は「コミュニケーション能力」(同:38%、26%)を挙げた人が多いのに対し、未経験者は「専門的なスキル」(同:31%、36%)を挙げている。
2018.05.22 16:18:51