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担当引継ぎ後の関係づくり

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会計事務所に限らず、組織に人の入れ替わりはつきものです。
そして、それに伴っていろいろな引継ぎが発生するわけですが、
「担当引継ぎ後の関係づくり」でお困りの事務所様も多いのではないのでしょうか?

そこで、今回は担当引継ぎ後に後任者が信頼を得るための取り組みをご紹介します。
担当引継ぎを行ったにも関わらず、何かあると前任者に相談・質問の連絡がくる…というのは、
よくある話かと思います。また、前任者もお客様に頼られて悪い気はしないでしょうから、
ついつい答えてしまっている…ということも多いのではないでしょうか?

担当引継ぎして間もない頃は、前任者がお客様のことを一番分かっているでしょうし、
関係もできているでしょうから、連絡がくること自体は仕方ないかもしれません。
しかし、このままでは、いつまでたっても後任者がお客様の信頼を得ることはできません。
では、どうするべきでしょうか?

答えは、「前任者が受けた相談・質問は、後任者から回答するようにする」です。
後任者に連絡がくるようになるまで、これを徹底しましょう。
その際、後任者が調べて回答するのがベストですが、時間がかかるようであれば、
前任者が答えを教えた上で、回答しても良いと思います。
そうやって何度か繰り返すうちに、お客様も「後任者に相談・質問しても、ちゃんと回答してくれる」と認識するようになり、次第に後任者へ連絡が来るようになるのです。

担当引継ぎ後、後任者が早期にお客様の信頼を得られる取り組みの一例として、
参考にしていただければと思います。

執筆者情報

株式会社名南経営ソリューションズ

1966年開業の佐藤澄男税理士事務所(現・税理士法人名南経営)を祖業としたコンサルティングファーム「名南コンサルティングネットワーク」の中核企業。ネットワークでは、経営に関わるあらゆる専門家を抱え、中堅・中小企業を対象に、企業経営をワンストップでサポートして信用・実績を積み重ね、多くのクライアントをもつ。総スタッフ数569名(2019年7月1日現在)。同社は生産性向上を目的に開発したクラウドシステムMyKomonを使った会計事務所支援のほか、戦略的経営計画策定支援などの経営コンサルティング、経営者・後継者・経営幹部の育成指導、人事労務コンサルティングを得意分野とする。

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2021.08.03 16:29:31