成長を続けるために「新商品」を考える
開業から7年間、連続で前年比120%以上の売上高を出し続けている
会計事務所があります。
その先生が意識していることは、「毎年新たな商品を投入し、
進化し続ける」というものです。会計業界も、単一商品ではなく、
複数のサービス提供が必要な時代になりました。
新商品を生み出すことで、新規顧客に対しては、「接点が増える」
「呼び込み効果」「顧客が増え売上が増加する」という効果、
既存顧客に対しては、「飽きられない」「満足度向上」
「クロスセル・アップセルによる売上増加」という、
新規・既存いずれにも良い効果をもたらします。
ただ、やみくもに新商品を開発するのはお勧めしないと先生は
おっしゃっていました。
ここで重要になるのが、事務所の方向性、ビジョンです。
売上の目標、ターゲットにしている顧客層、将来の事務所の
姿などによって、開発する商品は変わります。
税理士の数だけ商品は存在するということです。
また、新商品=新ニーズですから、ヒントは間違いなく
「既存顧客」にあります。既存顧客のお困りごとを常に聞き出し、
顧客の求める商品を模索することが、次の商品につながるということです。これは会計サービスだけでなく、一般的な商業でも同じですね。
日々の顧客とのコミュニケーションと、その記録は新商品開発の
バイブルとなります。
お客様との対応履歴を頭の中にしまっておくのではなく、
検索できるような仕組みで、いつでもニーズを集められる
状態にしておくことが、新商品を次々に発明する秘訣なのです。
皆様も時代に合った商品を生み出すため、まずはお客様との関係を
可視化してみるところから始めてみましょう。