スマホ決済アプリで納税
リエ「スマホを使って納税することが可能になったと耳にしたのですが本当ですか。」
黒田「はい。すでに東京都等の地方自治体が取り入れている納税方法ですが、令和4年1月から国税に関してもスマホ決済アプリを利用した納税が可能となります。」
リエ「今までもクレジットカードでの支払いが可能でしたよね。選択肢が増えて利便性が向上しますね。」
黒田「すでに利用可能な東京都の話となりますが、自動車税のほか、固定資産税、不動産取得税、個人事業税、法人都民税・法人事業税の納税が可能です。クレジットカードで支払う場合には納税金額に応じて手数料(80円~)が必要になります。しかし、スマホ決済アプリを利用した納税の場合には、決済手数料がかかりません。納税者にとって最大のメリットになるのではないでしょうか。」
リエ「確かに決済手数料が無料という点はとても魅力ですね。決済ポイントも貰えるのですかね。」
黒田「クレジットカードの場合と同様に決済アプリや決済方法によって異なるようですので、事前確認をしていただいたほうが良いと思います。」
リエ「利用するにあたっての注意点はありますか。」
黒田「利用するアプリによって異なりますが、納付書1枚あたりの合計額が30万円以下と制限があります。また、納付書に印字されているバーコードをアプリで読み取る必要があるため、納付書にバーコード印字がない場合には、バーコード印字された納付書を取り寄せる必要があります。特に、すでに口座振替で納税を行っている方は、口座振替の利用停止手続きを行ったうえで、納付書を取り寄せなければならない点に注意が必要です。再度、口座振替を利用する場合には再度申込みが必要になります。」
リエ「スマホに不慣れな両親の代わりに私がスマホ決済アプリで立替払いをしてあげることは可能でしょうか。」
黒田「納税義務者本人以外のスマホ決済アプリでも納付可能です。」
リエ「国税も同じように利用できるようになれば、非常に便利になりますね。」
黒田「全ての国税が対象とされており、税目によっての制限は行われないとされています。」
リエ「利用料金もそうですけど、手軽さでスマホ決済を選択する方が増加しそうですね。」