会社の終活
コロナで立ち止まって考える経営者続出
日本では3月ぐらいから本格的に始まったコロナ禍ですが、約半年経ちました。
この間、中小企業経営者の方々とお話しをしていると、
・人生を見つめ直した
・会社の将来を久々にじっくり長期スパンで考えるようになった
・息子や妻と家族会議をした
などなど、このコロナ禍で、会社も、社長家族も、ご自身についても、立ち止まって深く考えるようになった方が続出しています。
これまでは拡大、出店、採用と行ってきたけれど、本当にその方向でいいのかどうか、そもそもこの事業を息子に承継させることが正しいのかどうか。
30代の経営者の方でも、会社を最終的にどうやって、誰に、いつぐらいに承継させるのか、会社の終活をリアルに熟考する機会にこのコロナ禍がなったようですね。
皆さんはいかがでしょうか。
会社の終活3パターン
ご自身が社長で株主でという会社の場合、ご自身としての会社の終活は以下の3パターンかと思います。
1.身内親族に事業承継する
2.第3者に事業承継する(M&A)
3.廃業
廃業は三方悪し
価値ある事業をされている限り、廃業という選択肢はなるべく避けるべきかと思いますが、現実的には、毎年数万社の廃業が発生しています。
廃業となると、雇用されている従業員にとっては失業となり、取引先にとっては売り上げ減少などとなり、更には経営者自身にとっても、M&Aなどで売却資金を得るのに比べて手残りが少なくなることが多いです。
いわゆる、三方良しではなく、三方悪しとなってしまいます。
マッチングサイトで本当に後継者が見つかるのか
後継者がいて本人もやる気があり、会社自体の儲けの将来性も悪くない場合は、なる早で、事業承継に向けた活動を行っていくべきでしょう。
まだ20代で後継者が若いという場合でも、経理の簿記知識を学ばせてみたり、マネジメントセミナーを受けさせてみたり、こういったコロナ禍で社長ご自身がどういった判断をしているのか横で学ばせてみたり、できることはいくらでもあるのではないでしょうか。
しかし最近では、後継者がいても、「継ぎたくない」や「継がせたくない」というケースが増えています。
理由は様々ですが、後継者目線では「親父の苦労をみていて自信がない」「都心で勤めている現在の会社にある程度満足していて、家族も今更地方に住みたくないといっている」など、親目線では「会社の将来が不安で息子に苦労させたくない」「息子に事業承継すると自分も一生会社の心配をしていかなければならない、自由になりたい」などです。
現在では、下記のマッチングサイト等に登録すると、比較的簡単に第三者承継としての後継者を無料で見つけることができます。
バトンズ(Batonz)
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1.悩んでいるのは貴方だけではありません!~全国データより
2.コロナ禍での会社の終活、後継者目線・M&A目線
3.マッチングサイトで、後継者が本当に見つかるのか!?【実例報告】
4.「廃業時の手残り」<「第3者承継による手残り」とは!?
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