【一般】「心理的安定性」とは
1. 大企業、中小企業を問わず、企業の従業員はチームの一員として業務を行っています。企業の業績が良くなるか否かはチームとしての力量が向上するか否かにかかっています。
最近、チームの成果を生み出す要因の研究成果がアメリカのグーグルから発表され、チームの成果を高める基本的要因が「心理的安定性(サイコロジカル・セーフティー)」であることが明らかにされました。
2. 「心理的安定性」とは、「チームの中でミスしてもそれを理由に非難されることがない」と信じられる状態をいいます。
心理的安定性を高め、業績を伸ばすために上司として留意すべきは、以下の4点です。
部下の質問には最後まで聴き、一緒に考えてあげる |
失敗を責めず、失敗を改善のための勉強会のテーマとして取り上げる |
チームメンバーに対して意見やアイデア等を求める |
チームとしての目標をチームのメンバーと話し合って決める |
心理的安定性を高め、業績を伸ばすために一般社員として留意すべきは、以下の4点です。
チームと自分自身の役割と目標を良く理解している |
メンバー同志の扶け合いを進んで行っている |
分からないことは仲間や上司に積極的に質問する |
仕事を義務の遂行ではなく、自己成長の機会と捉えている |
3. 日本人は「恥ずかしがり」、「真面目」、「我慢強い」と言われています。これらは個人生活面では長所と言えますが、「コミュニケーション」が重要な企業活動においては心理的安定性を基本にした伸び伸びと自由に振舞える環境も大切と思われます。