QRコードを利用して国税のコンビニ納付ができるようになったの?
リエ「黒田さん、QRコードを使って国税のコンビニ納付ができるようになったんですか?」
黒田「そうですね~。平成31年1月4日から自宅のパソコン等でQRコード(PDFファイル)を作成し、印刷した用紙をコンビニエンスストアに持参することで国税の納付ができるようになりました。QRコードの作成は国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーや、コンビニ納付用QRコード作成専用画面でできます。」
リエ「本当にできるようになったんですね。」
黒田「実はこれまでもコンビニエンスストアでの納付はできたんですけど、その場合、税務署でバーコード付の納付書を作成してもらってからの納付ということで手間が掛かっていました。」
リエ「へぇ~、そうなんですね。それなら、税務署に行ったときに納付書をもらってその場で納付するのと大して変わらないですよね。」
黒田「そうなんです。だからこれまでのコンビニエンスストアでの納付は不便な面があったんですよね。」
リエ「それで、QRコードの作成から納付までの流れはどうなるんですか?」
黒田「はい、手続きを簡単に示すと次のようになります。」
1)自宅のパソコン等で国税庁ホームページからQRコードを作成、印刷
2)コンビニエンスストアの端末(ローソンのLoppi、ファミリーマートのFamiポート
など)でQRコードを読み込ませバーコード用紙を出力
3)レジにて納付書(バーコード用紙)を渡し納付
※ 払込金受領書は発行されますが、領収書は発行されないので、領収書が必要な場合は、税務署または金融機関窓口で納付してください。(QRコードによる納付はできません。)
黒田「あっ、そうそう、QRコードは印刷する方法に代えて、スマートフォンやタブレット端末に保存し、画面表示したものを端末に読み込ませる方法もありますよ。」
リエ「私は断然スマホ! でも、コンビニ納付が簡単にできれば便利ですよね。」
黒田「確かに! 所得税の確定申告等、自宅のパソコン等で申告書の作成、電子申告できるようになっても、結局、税務署に納付書をとりに行ったりするケースも多いと思いますので、このQRコードによるコンビニ納付はその手間が省け利便性が高まりますね。」
※ 紙媒体に依らない電子納税、振替納税による納付方法もあります。
リエ「ところで、どんな種類の国税でもQRコードによるコンビニ納付ができるんですか?」
黒田「基本的には全ての税目でこのコンビニ納付の利用ができるんですけど、所得税徴収高計算書により源泉所得税を納付する場合等利用できないものも一部あります。あと、納付金額が30万円を超えるものには利用できません。」
リエ「なるほど~。」
黒田「あと、このコンビニ納付も実際の支払いは現金のみになります。」
リエ「クレジットカード払いや電子マネーは使えないんですね~。黒田さん、今日はありがとうございました。」