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グローバル化に挑む!

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 内需縮小という経済的にネガティブな未来が確定しているわが国にとって、グローバル市場で戦っていくことは必要不可欠である。既存のビジネスモデルのまま、内需に依存している企業は、縮小バランスに陥り、最悪の場合、市場からの撤退を余儀なくされてしまう。

 企業が新規事業や新市場開拓など新しいものにチャレンジする場合、その成否を分けるのは人材であることは間違いない。だからこそ、その分野には、エース級の人材を投入するのが原理原則である。

 しかしながら、各企業において、グローバル市場に挑戦するリーダークラスの人材(グローバルリーダー)が不足しているのが現状である。

 日本人が、世界を舞台にしたグローバル市場において、直面する問題点が3つあり、筆者はそれを「3つのワナ」として提唱している。

1.美徳のワナ


 日本人が美徳とする「和」や「謙虚さ」「協調性」などが、異文化においては、「意思決定の遅さ」や「優柔不断」、「意図が不明」などと解釈されてしまう。

2.コミュニケーションのワナ


 世界標準語となっている英語でのコミュニケーション能力に関して、日本は世界最低クラスに位置している。外国語による意思疎通が苦手なため、社内外でのコミュニケーションが粗雑になり、円滑な商談や関係を築けない。

3.情報のワナ


 英語の能力とも関連してくるが、今はインターネットで世界中の情報が検索できる時代である。しかし、検索キーワードで日本語を入力している限り、得られる情報は日本のものに限定される。キーワードにもよるが、英語で検索すると約10倍~20倍の情報量を得ることできる。

 このように日本人の常識が、グローバル化の中でさまざまな障壁となるケースが多い。われわれ日本人は、まず世界の中の日本という視点で自分自身を見直し、真摯にグローバル化に挑戦しなければならない。

 以上、ポイントのみ記載させていただいたが、グローバルリーダー育成・グローバル化の詳細をご希望の方には、拙著の小冊子「グローバル化に挑む組織風土改革」を無料で贈呈いたします。

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株式会社 タナベ経営

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 内需縮小という経済的にネガティブな未来が確定しているわが国にとって、グローバル市場で戦っていくことは必要不可欠である。既存のビジネスモデルのまま、内需に依存している企業は、縮小バランスに陥り、最悪の場合、市場からの撤退を余儀なくされてしまう。 企業が新規事業や新市場開拓など新しいものにチャレンジする場合、その成否を分けるのは人材であることは間違いない。だからこそ、その分野には、エース級の人材を投入するのが原理原則である。 しかしながら、各企業において、グローバル市場に挑戦するリーダークラスの人材(グローバルリーダー)が不足しているのが現状である。 日本人が、世界を舞台にしたグローバル市場において、直面する問題点が3つあり、筆者はそれを「3つのワナ」として提唱している。
2017.09.12 16:44:49