経産省、中小企業支援で信用保証協会等と連携協定締結
経済産業省（地方経済産業局・沖縄総合事務局）はこのほど、増大する債務に苦しむ中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの総合的支援をさらに加速するため、信用保証協会、中小企業活性化協議会と支援態勢構築に向けた連携協定を締結した。
経産省はこれまで、今年３月に策定した「中小企業活性化パッケージ」に基づき、コロナ禍で増大する債務に苦しむ中小企業支援を進めてきたが、より多くの事業者の収益力改善・事業再生・再チャレンジを促すため、中小企業活性化協議会と信用保証協会の連携強化などによる「中小企業活性化パッケージ」の更なる実行加速が求められているところ。
こうした中、９月８日に経済産業省、金融庁及び財務省で「中小企業活性化パッケージＮＥＸＴ」を策定・公表し、収益力改善支援・事業再生・再チャレンジの総合的支援をさらに加速するための追加措置の一つとして、信用保証協会、中小企業活性化協議会及び地方経済産業局の間で連携協定を締結することとしている。
これを受け、中小企業活性化協議会及び信用保証協会の連携を深化させ、強み・弱みを補完し合うことでより多くの中小企業に支援を届けることができるよう、このほど全国４７都道府県において、実効的な支援態勢の構築に向けた信用保証協会、中小企業活性化協議会及び経済産業局等の連携協定を締結した。
協定の主な内容は、１）連携深化の前提としての対話と支援対象・内容の共有、２）信用保証協会を起点とした中小企業活性化協議会との連携（プッシュ型経営支援）、３）中小企業活性化協議会を起点とした信用保証協会との連携、４）中小企業及び経営者個人の破産回避に向けた積極的な連携、５）外部意見を積極的に取り入れた更なる質向上の取組み、など。中小企業に対する更なるフォロー体制の拡充に期待が寄せられる。
中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの総合的支援に向けた連携協定の締結について
提供元：２１Ｃ・ＴＦフォーラム（株式会社タックス・コム）
