令和3年分からスマホ申告が更に便利に!
令和3年分の確定申告からスマートフォンを使った申告が更に便利になる。国税庁はこのほど、ホームページに「令和3年分確定申告特集(準備編)」を開設。スマホ申告の対象範囲拡大や便利機能の追加などを紹介している。
スマホ申告の対象所得は現在、給与所得、雑所得、一時所得とされているが、令和3年分確定申告から、特定口座年間取引報告書(上場株式等の譲渡所得等・配当所得等)、上場株式等の譲渡損失額(前年繰越分)及び外国税額控除を追加。控除ではこれまで対象でなかった外国税額控除が追加される。スマホの画面の大きさに適したレイアウトで表示され、入力しやすくなる。ただし、これら以外の申告についてもスマホ専用画面ではなくパソコンと同様の画面により申告書を作成できる。
また、令和3年分確定申告から、スマホのカメラで「給与所得の源泉徴収票」を撮影することで、その記載内容を直接入力しなくても、確定申告書等作成コーナーの該当項目に自動入力することができるようになる。
このほか、パソコンで申告書を作成する人も、スマホのアプリ(マイナポータルアプリ)でパソコン上に表示された2次元バーコード(QRコード)を読み取れば、ICカードリーダライタを使用せず、マイナンバーカード方式によるe-Tax送信ができるようになる。
コロナ禍、すでに80%以上の人が確定申告しているという。国税庁では、コロナ感染リスクを軽減するためにも、自宅から申告できるe-Taxを利用するよう呼びかけている。
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)