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国税庁経験者採用試験合格者は142人

 人事院は昨年12月24日、2020年度国税庁経験者採用試験(国税調査官級)の合格発表を行った。これによると、今回の試験の申込者数は1171人で、第一次・二次試験及び総合評価面接試験を経て合格した者は142人(採用予定者数150人)だった。

 国税庁の経験者採用は、大学等を卒業後、民間会社等で、財務・経理や資金の貸付等の一定の職務経験を通算8年以上積んだ者を採用する制度で、採用は4月1日付。

 採用者数は、年代別職員構成により増減が行われており、1994年からしばらくの間は退職者が少数の期間が続いた影響などでその間の採用数を減らしていたが、2016年度(採用者数185人)から大量採用が始まり、2019度までは200人を超えていた。しかし、2020年度試験からは採用数を絞っている。このため今回の合格倍率は、申込者数は27人減と微減だったが、合格者数は85人も少なかったため前年度のまでの5倍台から8.2倍となり、受験者から見ると“狭き門”となった。

 合格者142人のうち女性の占める割合は25.3%の36人で、4人に1人が女性となっている。

 なお、採用後は各国税局(所)に採用され、税務大学校で3ヵ月間にわたり税務職員として必要な税法や会計学の基礎的事項、調査・徴収事務に関する基本的な知識や技能を学ぶ「社会人基礎研修」を受講してから、税務署に国税調査官又は国税徴収官として職務にあたる。

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)

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 人事院は昨年12月24日、2020年度国税庁経験者採用試験(国税調査官級)の合格発表を行った。これによると、今回の試験の申込者数は1171人で、第一次・二次試験及び総合評価面接試験を経て合格した者は142人(採用予定者数150人)だった。 国税庁の経験者採用は、大学等を卒業後、民間会社等で、財務・経理や資金の貸付等の一定の職務経験を通算8年以上積んだ者を採用する制度で、採用は4月1日付。 採用者数は、年代別職員構成により増減が行われており、1994年からしばらくの間は退職者が少数の期間が続いた影響などでその間の採用数を減らしていたが、2016年度(採用者数185人)から大量採用が始まり、2019度までは200人を超えていた。しかし、2020年度試験からは採用数を絞っている。このため今回の合格倍率は、申込者数は27人減と微減だったが、合格者数は85人も少なかったため前年度のまでの5倍台から8.2倍となり、受験者から見ると“狭き門”となった。 合格者142人のうち女性の占める割合は25.3%の36人で、4人に1人が女性となっている。 なお、採用後は各国税局(所)に採用され、税務大学校で3ヵ月間にわたり税務職員として必要な税法や会計学の基礎的事項、調査・徴収事務に関する基本的な知識や技能を学ぶ「社会人基礎研修」を受講してから、税務署に国税調査官又は国税徴収官として職務にあたる。提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)
2020.12.29 10:14:47