国税庁、平成30年分確定申告の「留意事項」を公開
平成30年分の確定申告スタートを目前に控え、国税庁は1月22日、「平成30年分の確定申告においてご留意いただきたい事項」をまとめホームページ上に公開した。
留意事項は、「配偶者(特別)控除が変わります」、「スマホ-確定申告 スマート申告始まります」、「マイナンバーの記載等をお忘れなく」、「医療費控除について」、「忘れていませんか、その所得 申告漏れにご注意を」、「住宅ローン控除の誤り等にご注意ください」、「確定申告特集ページのご案内」、「申告相談会場に関するご案内、確定申告の受付期間及び納期限」、「QRコードを利用したコンビニ納付」など全9項目。各項目から詳解ページに移動できるようになっている。
配偶者控除については、平成30年分確定申告から控除対象配偶者の範囲が拡大されたほか、高額所得者については廃止・縮減されており、具体的な控除額や適用対象となる収入について図解で説明している。
医療費控除については、領収書の提出が不要になった代わりに「医療費控除の明細書」(集計表)の提出が必要になること、医療費控除との選択で適用できるセルフメディケーションについて説明。
住宅ローン控除については、住宅取得等資金贈与の額を住宅取得価額等から差し引かず住宅ローン控除額を計算するケースや、譲渡特例の適用を受けたにもかかわらず住宅ローン控除を受けたケースなど、近年目立っている適用ミスについて説明し注意喚起している。
このほか、確定申告書作成コーナーがスマートフォンでも操作できること、e-Tax の送信方式は「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」から選択できるようになったこと、平成31年1月4日から新たに「QRコード」を利用したコンビニ納付が可能になったことなど、便利になった確定申告について盛り込まれている。
平成30年分の確定申告においてご留意いただきたい事項について
提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)