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4人に1人が勤め先を「ブラック企業」と認識~連合

 勤め先が「ブラック企業だと思う」との回答割合が25.8%と4人に1人だったことが、連合総研が首都圏・関西圏居住の20~64歳の民間企業で働く2000名を対象に実施した「勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート(勤労者短観)調査」結果で分かった。業種別にみると、その割合が特に高いのが、「その他サービス業」(29.5%)、従業員規模「100~999人」(28.4%)、「労組なし」(27.7%)だった。

 勤め先が「ブラック企業」だと「思う」人の割合を年齢階層別にみると、男女ともに30代で最も高い。特に、女性30代は35.5%と3割を超えている。就業形態別では、非正社員よりも正社員のほうが高く、男性正社員は27.1%、女性正社員は28.1%にのぼる。勤め先についての「ブラック企業」の認識は、特に「有給休暇の取得不可」の違法状態があったと認識している人で、63.4%が「ブラック企業」だと思うと回答して最も高い。

 勤め先を「ブラック企業」だと「思う」正社員は、「思わない」正社員よりも、1週間あたりの平均実労働時間が長い。50時間以上の割合は、「思う」正社員が32.0%で、「思わない」正社員の15.5%を大きく上回っている。「ブラック企業」の認識別に、上司による管理状況の認識をみると、いずれの項目も、就業形態にかかわらず、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」人のほうが「思わない」人よりも高い。

 過去6ヵ月間に長時間労働により体調を崩した経験があるのは、正社員・非正社員ともに「ブラック企業」だと「思う」人の3割超となっている。勤め先を「ブラック企業」だと「思う」人は、職場で「長時間労働が日常的に行われている」、「仕事により心身の健康を害した人がいる」と認識している人の割合が約6割と高くなっている。一方、休憩時間や休日について問題状況があったと認識している人の割合は3割台となっている。

 職場で「仕事により心身の健康を害した人がいる」、「長時間労働が日常的に行われている」と認識していても、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」割合はそれぞれ41.9%、48.9%と半数以下。一方で、「休憩時間を取らせてもらえないことがよくある」や「あらかじめ定められた休日に休めない」などの問題があったと認識している場合に、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」割合はそれぞれ59.0%、55.3%と6割弱となっている。

第38回『勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート(勤労者短観)』調査結果について

提供元:21C・TFフォーラム(株式会社タックス・コム)



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3月31日更新

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 勤め先が「ブラック企業だと思う」との回答割合が25.8%と4人に1人だったことが、連合総研が首都圏・関西圏居住の20~64歳の民間企業で働く2000名を対象に実施した「勤労者の仕事と暮らしに関するアンケート(勤労者短観)調査」結果で分かった。業種別にみると、その割合が特に高いのが、「その他サービス業」(29.5%)、従業員規模「100~999人」(28.4%)、「労組なし」(27.7%)だった。 勤め先が「ブラック企業」だと「思う」人の割合を年齢階層別にみると、男女ともに30代で最も高い。特に、女性30代は35.5%と3割を超えている。就業形態別では、非正社員よりも正社員のほうが高く、男性正社員は27.1%、女性正社員は28.1%にのぼる。勤め先についての「ブラック企業」の認識は、特に「有給休暇の取得不可」の違法状態があったと認識している人で、63.4%が「ブラック企業」だと思うと回答して最も高い。 勤め先を「ブラック企業」だと「思う」正社員は、「思わない」正社員よりも、1週間あたりの平均実労働時間が長い。50時間以上の割合は、「思う」正社員が32.0%で、「思わない」正社員の15.5%を大きく上回っている。「ブラック企業」の認識別に、上司による管理状況の認識をみると、いずれの項目も、就業形態にかかわらず、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」人のほうが「思わない」人よりも高い。 過去6ヵ月間に長時間労働により体調を崩した経験があるのは、正社員・非正社員ともに「ブラック企業」だと「思う」人の3割超となっている。勤め先を「ブラック企業」だと「思う」人は、職場で「長時間労働が日常的に行われている」、「仕事により心身の健康を害した人がいる」と認識している人の割合が約6割と高くなっている。一方、休憩時間や休日について問題状況があったと認識している人の割合は3割台となっている。 職場で「仕事により心身の健康を害した人がいる」、「長時間労働が日常的に行われている」と認識していても、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」割合はそれぞれ41.9%、48.9%と半数以下。一方で、「休憩時間を取らせてもらえないことがよくある」や「あらかじめ定められた休日に休めない」などの問題があったと認識している場合に、勤め先を「ブラック企業」だと「思う」割合はそれぞれ59.0%、55.3%と6割弱となっている。
2019.11.05 16:06:02