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4 支払者が源泉所得税を負担する場合の税額計算 |
非居住者等に源泉徴収の対象となる国内源泉所得を支払う際に、その所得税を支払者が負担する場合の税額の計算方法を教えてください。 非居住者等に対する支払金額に所得税相当額を加算(グロスアップ計算)したうえで、税額を計算することになります。 非居住者等の所得に対する源泉所得税の税額を計算する基となる課税標準は、通常、非居住者等に対する実際の支払金額となりますが、その支払金額が税引手取額で定められている場合には、その税引手取額を税込の金額に逆算して、その逆算した金額を源泉徴収の対象となるもの(課税標準)、すなわち支払総額とします。つまり、この場合の支払総額は、「税引手取額」を「税引手取額を含めた全支払額に対する税引手取額割合(1−税率)」で除したもの(その割合の逆数を乗じたもの)として算出され、実際の支払金額に支払者負担の所得税相当額が加算(グロスアップ計算)されたものとなります。 したがって、その計算した支払総額に税率を乗じて源泉徴収税額を計算することとなります。 [具体的な計算例]
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