会計事務所に適したリーダーシップとは?
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今回のテーマは「事務所に合わせたリーダーシップ」です。
リーダーシップのタイプは1つではありません。
親分肌でぐいぐい引っ張っていくタイプの人もいるでしょうし、みんなの意見をまとめながら進めていくタイプの人もいるでしょう。
その組織にとってどのようなリーダーシップが適しているかは、組織の性質や能力にって替わってきます。
トーマス・F・ストローは、
「部下がどのような集団にあるかによって、リーダーは彼の持つリーダーシップを発揮できるか否かが決まる」
と主張しています。
つまり、組織の性質に合わせたリーダシップの方法を取って初めて、効果的なリーダーシップが取れるということです。
ストローの理論によるとリーダーシップには5つのスタイルがあります。
1.独裁的リーダーシップ
2.父権的リーダーシップ
3.対話的リーダーシップ
4.民主的リーダーシップ
5.放任的リーダーシップ
これらを順番に説明していきます。
1.独裁的リーダーシップ
「~しろ」というスタイルです。命令的リーダシップとも言えます。
新人や未経験者を指導する時や危機的状況の時に適します。
社員が経験豊富で有能な時やチームワークが好ましい状況の時に適しません。
2.父権的リーダーシップ
「~すべきだ」というスタイルです。
指導的、先生的リーダーシップとも言えます。
部下が未熟なとき、部下の間に不満や欲求が表面化しそうな時に適します。
独立心が強く能力も成熟している時には適しません。
3.対話的リーダーシップ
「君はどう思う?」というスタイルです。
試験的、自由型リーダーシップとも言えます。
各自の独立心が強く、チームとして協働できない時に適します。
能力や知識が不足している時には適しません。
4.民主的リーダーシップ
「~したらどうだ」というスタイルです。
アドバイス的、母親的リーダーシップとも言えます。
各自に見識がある時、決定のために十分な時間がある時に適します。
チームが大人数の時や情報や知識が十分で無い時には適しません。
5.放任的リーダーシップ
「・・・」言わずに任せるスタイルです。
権限委譲型リーダーシップとも言えます。
部下が本当のエキスパートである時や全体に最適な決定を下す能力がある時に適しています。
各自の能力が十分でない時やグループの中に動揺や不安がある時には適しません。
このように組織の状況やメンバーの能力などに応じてリーダーシップの取り方を変えることが重要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!