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評価認識のギャップを埋める

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先生の事務所の人事評価は誰がどのように決めていますか?


所長先生が一人で決めている事務所もあれば、所長の右腕となる幹部メンバーを交えて検討している事務所もあります。

カチッとした評価基準が決まっている事務所もあれば、所長が鉛筆ナメナメ、ドンブリ勘定で職員評価を決めている事務所もあります。

どのような評価方法であっても、職員がイキイキとして、働くことそのものに喜びを感じていれば、その評価方法は正しいのだと私は思います。


今回は、職員へ評価結果をフィードバックしている事務所が採用する【自己申告書】をご紹介します。この【自己申告書】は、職員自身が成果(売上)、業務(品質)、能力(知識等)について5段階で評価し、記載します。

所長が職員の評価を決めるだけでなく、相互評価をすることで、所長が見えていない部分を焙り出すのに役立っています。

また、この自己申告書には、「今年一番活躍した人」を記載する項目があることもポイントです。その人を選んだ理由もあわせて記載します。高業績で、誰が見ても評価の高い職員が思いもよらぬメンバーを記載していた、ということも良くあるそうです。


クローズされた人事評価は労使の不信感を招きます。

風通しの良い、納得感ある人事評価の仕組みとして、この取り組みは価値があると言えるでしょう。ぜひ一度、事務所の評価の仕組みについて、見直してみるのもいいかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

執筆者情報

株式会社名南経営ソリューションズ

1966年開業の佐藤澄男税理士事務所(現・税理士法人名南経営)を祖業としたコンサルティングファーム「名南コンサルティングネットワーク」の中核企業。ネットワークでは、経営に関わるあらゆる専門家を抱え、中堅・中小企業を対象に、企業経営をワンストップでサポートして信用・実績を積み重ね、多くのクライアントをもつ。総スタッフ数569名(2019年7月1日現在)。同社は生産性向上を目的に開発したクラウドシステムMyKomonを使った会計事務所支援のほか、戦略的経営計画策定支援などの経営コンサルティング、経営者・後継者・経営幹部の育成指導、人事労務コンサルティングを得意分野とする。

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先生の事務所の人事評価は誰がどのように決めていますか?所長先生が一人で決めている事務所もあれば、所長の右腕となる幹部メンバーを交えて検討している事務所もあります。カチッとした評価基準が決まっている事務所もあれば、所長が鉛筆ナメナメ、ドンブリ勘定で職員評価を決めている事務所もあります。どのような評価方法であっても、職員がイキイキとして、働くことそのものに喜びを感じていれば、その評価方法は正しいのだと私は思います。今回は、職員へ評価結果をフィードバックしている事務所が採用する【自己申告書】をご紹介します。この【自己申告書】は、職員自身が成果(売上)、業務(品質)、能力(知識等)について5段階で評価し、記載します。所長が職員の評価を決めるだけでなく、相互評価をすることで、所長が見えていない部分を焙り出すのに役立っています。また、この自己申告書には、「今年一番活躍した人」を記載する項目があることもポイントです。その人を選んだ理由もあわせて記載します。高業績で、誰が見ても評価の高い職員が思いもよらぬメンバーを記載していた、ということも良くあるそうです。クローズされた人事評価は労使の不信感を招きます。風通しの良い、納得感ある人事評価の仕組みとして、この取り組みは価値があると言えるでしょう。ぜひ一度、事務所の評価の仕組みについて、見直してみるのもいいかもしれません。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
2023.03.31 16:08:03