確定申告が楽になった!?
リエ「旭課長、確定申告は終わりましたか?」
旭課長「この前ようやく申告したよ。毎年、医療費控除と寄附金控除の還付申告書を税務署に持って行ってたんだけど、新型コロナウィルス感染拡大防止のために今年は郵送で申告したんだよ。郵送は楽だね。」
リエ「旭課長、e-Taxならもっと楽ですよ。」
旭課長「えっ! リエちゃんe-Taxで申告したの? でも私はICカードリーダライタを持っていないからねえ。」
リエ「私もそう思っていたんですけど、パソコン、スマホ(マイナンバーカード読取対応のスマホが必要です。)、マイナンバーカードがあればe-Taxができるって、黒田さんに教えてもらってやってみたんですよ。すごい楽でしたよ。ねえ、黒田さん。」
黒田「はい。令和3年分確定申告からパソコンで申告書を作成し、スマホのアプリ(マイナポータルアプリ)でパソコン上に表示された2次元バーコード(QRコード)を読み取ればICカードリーダライタを使用せずにマイナンバーカード方式によるe-Taxができるようになりました。」
旭課長「去年マイナンバーカードを作ったから私でもe-Taxで申告できるわけだ。」
リエ「郵送用の封筒や切手を購入しないで済むのでいいですよ。」
黒田「マイナポータル連携を利用すれば控除証明書等のデータを一括して取得して、申告書の該当項目に自動入力してくれるのですが、令和3年分申告からふるさと納税、地震保険、医療費通知情報(保険診療分)の連携も行えるようになりましたよ。」
リエ「たしかこれまでも生命保険、株式の特定口座、住宅ローン控除関係のデータ取得が可能でしたよね。これからも自動入力対象がどんどん拡大していきそうですね。」
旭課長「昔は自分で計算して控除証明書類を貼り付けてと面倒だったけど、いつの間にか確定申告が楽にできるようになっていたんだね。」
黒田「そうですね。マイナポータルを利用することにより格段に便利になりましたね。最初の設定さえしてしまえば翌年以降は益々簡単に申告できるようになりますよ。」
リエ「それにマイナポータルで還付金の受取口座を登録申請しておくと今年6月頃から7500円相当のマイナポイントを申請できるのですよね。」
旭課長「それはいいね! 早速マイナポータルに登録して、来年からはe-Taxに挑戦してみるよ。」