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知って得するセキュリティのはなし  その15

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佐川急便や日本郵便をかたるフィッシングサイトに誘導…偽SMSに注意

1.このニュースをザックリ言うと

- 5月7日(日本時間)に日本郵便より、同8日には日本サイバー犯罪対策センター(JC3)より、スマートフォンのショートメール(SMS)によって偽サイトに誘導するフィッシングについて注意喚起が出されています。

- JC3では以前より佐川急便をかたり不正なAndroidアプリをインストールさせる等のフィッシング(AUS便り 2018/07/30号参照)を確認していましたが、今回調査の過程で、新たに日本郵便をかたるSMSと「jppost-●●●.com」といったドメインのフィッシングサイトを確認したとのことです。

- 日本郵便では現時点でSMSによる不在連絡のお知らせは行っておらず、Webサイト等に掲載するURLにおいても「.com」を使用していないとしています。

2.執筆者からの所感等

- 大手運送企業等をかたるフィッシングは以前から存在しており、今回の日本郵便あるいは佐川急便の偽サイトは本物のサイトに良く似せたデザインとなっている模様です。

- 佐川急便でもSMSによる案内は行っていないとし、今まで確認されたフィッシングメールやSMSの情報を随時更新しています。

- 不審なSMSやメールを受信した場合は、こういった情報やTwitter等での報告がないか調査し、JC3も呼び掛けているように「心当たりがないメッセージは開かない」「メッセージに記載されたURLへ安易に接続しない」「信頼できるところからしかアプリはダウンロードしない」「ID・パスワードを入力する際は正規サイトであることを確認する」等に注意し、落ち着いて行動しましょう。

執筆者情報

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株式会社アルテミス

株式会社アルテミスは、1995年(平成7年)に設立以来、情報通信および情報セキュリティという事業領域において、お客様ニーズに合わせてワンストップにて各種ソリューションを提供しています。
自社製品として情報セキュリティ関連の各種シリーズをリリース、そのほか、ネットワークセキュリティの分野では、疑似侵入診断サービス、Webアプリケーション診断サービスなどによるネットワークの脆弱性診断などを展開するなど、官公庁・金融機関・一部上場企業を初めとする大手・中堅企業から中小企業に至るまで、多くの企業がセキュアなシステムを構築するための支援を首尾一貫して提供しています。
特に50名以下の管理者がいない法人(SMB)法人に対してセキュリティ+マネージドサービスを提供しています。
SMB市場でのセキュリティ機器&サービスは、提案、購入するだけでは、エンドユーザへの『真の導入には至らない』ため、システム管理者が不在でも、機器の運用、サービスの運用、 IT機器の活用方法、トラブル対応、リスク対応などを標準化した商品を提供しています。

株式会社アルテミス
https://www.artemis-jp.com/

株式会社アルテミス AUS便り
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- 5月7日(日本時間)に日本郵便より、同8日には日本サイバー犯罪対策センター(JC3)より、スマートフォンのショートメール(SMS)によって偽サイトに誘導するフィッシングについて注意喚起が出されています。- JC3では以前より佐川急便をかたり不正なAndroidアプリをインストールさせる等のフィッシング(AUS便り 2018/07/30号参照)を確認していましたが、今回調査の過程で、新たに日本郵便をかたるSMSと「jppost-●●●.com」といったドメインのフィッシングサイトを確認したとのことです。- 日本郵便では現時点でSMSによる不在連絡のお知らせは行っておらず、Webサイト等に掲載するURLにおいても「.com」を使用していないとしています。
2019.05.22 16:20:03