知って得するセキュリティのはなし その13
「Windows 10 Fall Creators Update」のサポート終了
1.このニュースをザックリ言うと
- 4月10日(日本時間)、Windows 10の「Fall Creators Update」ことバージョン1709のサポートが一部のエディションを除いて終了しました。
- Windows 10の「Home」や「Pro」等のエディションについて、各バージョンにおけるサポート期間はリリースから18ヶ月間とされ、以後は毎月のセキュリティアップデート等が提供されなくなります。
- バージョン1709を使用しているユーザについては、最新バージョンである1809(October 2018 Update)へのアップデートを行うよう推奨される他、5月下旬には次期バージョン「May 2019 Update」の一般提供が開始される予定です。
2.執筆者からの所感等
- 企業向け上位エディション「Enterprise」および教育機関向けの「Education」は2020年4月がサポート終了となり、Enterpriseについてはさらにリリースから約10年間のサポートが受けられるオプションもあります。
- この他、Windows 10におけるバージョンアップやWindows Updateが予期せぬタイミングで実行されることに対する批判が相次いでいることから、May 2019 Updateおよびそれ以前のバージョンに対しアップデートのインストール等のタイミングを管理できる機能が追加される予定となっています。
- 2020年1月にサポート終了予定のWindows 7にも言えることですが、セキュリティアップデートを行わないままでいることにより、マルウェアに感染する等のリスクは徐々に増えていきますので、基本的な対策として各PCのOSのアップデートを確実に実行すること、これに加えてアンチウイルスやUTMによる多重防御を行うことが重要です。