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所長のストレスをなくす秘訣は「得意なことを得意な人に任せること」

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 先日、会計事務所5%倶楽部 IN 札幌の帰りに、私にとっては大変珍しいのですが、「ちょっと観光をしよう」ということで、以前から行ってみたかった大倉山ジャンプ台を見て来ました。
想像はしていたものの、実際に行って見ると 上から見ても下から見てもやっぱり大変高いので、そこを飛ぶジャンパーの方々って本当に凄いなあと思いました。
私も子供の頃から一度は飛んで見たいと思っていたので、 若い頃からトレーニングしていないから駄目なのでしょうが、やっぱり今でも飛んでみたいなあと思いました。

それでは、今日も元気に行ってみましょう!

■ 所長のストレスをなくす秘訣は「得意なことを得意な人に任せること」

全国どこの会計事務所に行っても、所長の最大の悩みは「幹部や職員の方々が、所長が期待する成果を出してくれない」 ということだと思います。
とは言うものの、幹部の方にしても職員の方にしても、決して「期待された成果を意図的に出さないようにしている」訳ではないと思いますので、これは、「頑張っているけれども所長の期待するレベルには達していない」 と考えるのが普通と言えるでしょう。 ではなぜそうなってしまうのか?ということですが、
1つには、「所長の期待が高過ぎること」
もう1つには、幹部・職員が「期待する役割・業務に向いていない」
という2つのケースが考えられます。

例えば、

1.数値目標を与えたら必ず達成するけれど、部下が育たずどんどん辞めていってしまうリーダー
2.数字に対するこだわりは弱いが、メンバーをうまくまとめて、頼んだことはきちんとやってくれるリーダー
3.所長が「今度○○をしたいんだ」と告げると「××のようなことが起きたらどうするのですか?」と何かと否定するリーダー

こんな場合、みなさまはどう思うでしょうか?
例えば、
「1」のリーダーには人間関係やリーダーシップを学ばせたいと思うでしょうし、
「2」のリーダーには、目標達成に対する意識の向上を期待するでしょうし、
「3」のリーダーには、所長の思いを理解し、右腕左腕として支えてくれることを期待することでしょう。

でもちょっと考えていただきたいのですが、

もしそれぞれのリーダーが、所長の期待に応えるような「資質」を持っていなかったらどうでしょうか?
そして、もしそのような「資質」を持っていないことをわかっていたならば、賢明な方は、「1」のリーダーと「2」のリーダーを上手に組み合わせて任せることを考えるのではないでしょうか?

私は以前から、所長先生は「プロ野球選手やオリンピックに出るようなアスリート」だから、 すぐ、幹部やメンバーも自分と同じレベルのことができると考えますが、 幹部や職員の方の多くは「野球が好きな草野球同好会の人」なので、 所長と同じことを求めてもできませんよ、とお伝えして参りました。

それを言い方を変えてお伝えするならば、メンバー個々の資質や強みを理解して、役割や仕事を与えることが、ストレスなく得たい結果を得る秘訣と言えそうです。

◆◇ 「ストレングスファインダーを活用したチームビルディング」 ◇◆

先ほどから私は「個人の資質」という言葉を使ってきましたが、 人間には向き・不向きに近いイメージで、仕事で成果を上げる「資質」というものがあります。

その「資質」は人それぞれ異なっていて、 タイトルの「ストレングスファインダー」という心理テストは、 200万人を超える被験者へのテスト ⇒ インタビュー ⇒検証 の結果導き出された 約5,000の資質を、クラスター分析をかけて更に34の資質に科学的に分類したものです。

私は10年以上前から、ストレングスファインダーを使った部下指導を実践して参りましたが、 現場で目にする

・数値目標を与えたら必ず達成するけれど、折角部下を持たせても、育たずみんな辞めていってしまう
・自分でどんどん考えてやる訳ではないが、きちんと指示をすれば、メンバーをまとめて頼んだことは確実やってくれる
・「今度○○をしたいんだ」と告げると「××のようなことが起きたらどうするのですか?」と何かと否定する
・「もっと仕事に優先順位をつけてやりなさい」と思っても、目の前の仕事を端から片付けようとする

という現象も、
このストレングスで導き出された特性を理解し活用することで、 かなり改善できることがわかりました。
ただ、本だけ読んでも「その資質をどう理解し、どう使ったら良いのか?」
まではご自分では恐らく落とし込めないと思いますので、

12月8日(金)に開催いたします「会計事務所5%倶楽部 年末特別例会」で、
「ストレングスファインダーを活用したチームビルディング(基礎編)」
と題して 詳しく解説させていただきます。
ただ、

1.既存会員様もおり、人数に限りがあることと
2.事前に受けていただいたテスト結果を私が集計させていただく都合もありますので、

参加ご希望の方は、早めにお申し込み下さい。
詳しくは「会計事務所5%倶楽部」の参加要項をご覧下さい。

5%倶楽部の内容と参加要項はこちら

執筆者情報

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大谷展之

株式会社ooyaビジネスクリエイト

会計事務所専門のコンサルタントとして、全国の会計事務所を対象に活動中。
会員制勉強会「売上1億円を突破する会計事務所のために『会計事務所5%倶楽部』」を主催する。
税理士会各支部、大手会計システム会社、出版社、生命保険会社等での講演実績多数。
著書:会計事務所 売上1億円突破へのロードマップ(執筆)、税理士のためのマーケティングマニュアル(執筆)、税理士のためのWEBマーケティングマニュアル(監修)、ともに第一法規。

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 先日、会計事務所5%倶楽部 IN 札幌の帰りに、私にとっては大変珍しいのですが、「ちょっと観光をしよう」ということで、以前から行ってみたかった大倉山ジャンプ台を見て来ました。想像はしていたものの、実際に行って見ると 上から見ても下から見てもやっぱり大変高いので、そこを飛ぶジャンパーの方々って本当に凄いなあと思いました。 私も子供の頃から一度は飛んで見たいと思っていたので、 若い頃からトレーニングしていないから駄目なのでしょうが、やっぱり今でも飛んでみたいなあと思いました。 それでは、今日も元気に行ってみましょう!
2017.10.24 08:51:10