会計事務所経営戦略レポート

2014年の時流予測と会計事務所の経営戦略
〜代行屋から脱却し、永続企業になるための方法!〜

勝ち残る事務所は実は決まっています!

 なぜなら、既にこのようなことを予想し、いち早く事務所経営に取り入れているトップは、少なからず存在しているからです。私が主宰する会計事務所経営研究会のメンバーのほとんどは、業績が伸びています。その事務所に共通項を検証してみると、ほぼ次の4つに集約されます。

1.顧問先の件数が毎年増加している
2.平均年間報酬単価は下がっていない
3.顧問先数に対する税務調査の数が、相対的に少ない
4.社員数が増加している

 前年比で20%以上の業績アップを達成している事務所は、4つ全てが当てはまります。同様に前年比10〜20%の伸び率の事務所は、3つ以上が当てはまります。

 このような現象の原因をさらに研究していくと、次のようなことが分かってきました。

1. 税務顧問以外の商品やサービスを付加することで、1社あたりの客単価を上げている
2. 商圏内で圧倒的とまでは行かないが、相対的一番シェアを有している商品・サービスがある
3. 他の税理士事務所・会計事務所がやりたがらない商品・サービスを展開している
4. 低単価の分かりやすい商品・サービスからその事務所でしかできないような難易度の高い商品・サービスがある
5. 新しいお客様に出会うための情報発信・営業活動を継続して行っている
6. トップだけでなく、現場の社員(担当者)が受注活動を行っている
7. 社員がイキイキとし、事務所の雰囲気が明るい
8. 自社の経営管理をしっかりと行っている
9. トップが方向性を明確に提示し組織がそれに向かって一体化している
10. 自分達ができること、やりたいことではなく、お客様にとって必要なこと、お客様がして欲しいことだけを提案している
11. 税務会計の品質に絶対妥協しない
12. トップの言葉を翻訳して現場に伝える幹部がいる
13. 現場の社員が、「今日やること、今週やること、今月やること」が明確になっており、迷いがない
14. 現場の社員や幹部が、今月の売上見込み、3ヵ月後の売上見込みを把握している
15. 目標に対して、現時点で足りていないことを考え、その対策を現場の判断で実行に移している
16. 常に新しいことにチャレンジし、お客様にとって必要なものは何か? を追求している
17. 業務処理の効率性を追及し、製販分離体制を構築している(もしくはしようとしている)
18. 他のサービス業や製造業から学び、良いものはすぐに取り入れている

 皆さまの事務所はこの18項目のうち、いくつ当てはまるでしょうか・・・?


DVD:代行屋から脱却し、永続企業になるための方法!


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