小さな会社の簡単経理
 黒字経営になる経営管理のやり方はあるの? 前へメニューへ次へ

黒字経営になる経営管理のやり方はあるの?

黒字経営を可能とする経営会議システム

【ポイント】
(1) 会社の行き先を明確にした海図として経営計画を立て、毎月の経営実績をGPSとして、先行きを見通す経営をする
(2)経過月実績 + 未経過月予算から常に予想決算を見ながら経営判断をする
(3)赤字になりそうだったら、経営会議で黒字化の方策を立てる

★経営会議システムとは以下のような経営管理の仕組みです。

(1)経営数値を早く見るために会社にパソコン会計の導入をする
(2)実現可能な経営計画を立てる
(3)正確な月次決算を組む
(4)毎月、定例の経営会議を開催し、予想決算を見ながら経営の意思決定をする
(5)会議の議事録をつくり、翌月までに各自課題を実行する


経営会議は以上の年次、月次の経営サイクルを実行して、
黒字経営を目指すシステムです
赤字になりかかったら、様々な手を打ちます

[事例]

1)売上減少

原因調査…商品力の見直し/営業力の見直し/新商品・新サービスの投入/新分野・新店舗等の検討

ポイント…同業者で業績を上げている企業の実態を調査する。

2)原価率の高騰

原因調査…仕入先の検討/ムダな在庫がないか日々・商品別・店舗別の原価率調査

3)人件費

役員報酬の削減/人員の削減/正社員からパート、バイトへの転換・派遣の検討/賞与の削減/

固定給与から変動給与へ/業績・能力主義賃金体系への転換

ポイント… 粗利から適正人員を探る。最低1人800万円の粗利は必要。

業界水準の人件比率を知る 例)飲食業…対売上30%以内等

4)経費の削減

経費の中身積上げ/個々の経費の一つ一つを0ベースで見直す


★経営計画を赤字で立てる経営者はいません。廃業か整理する選択を。

★正確な実績と予算を組み合わせて、毎月常に予想・実績決算を見ながら経営をします。赤字になりそうでしたら色々な手を打ってください。



こんな資料が毎月見れると黒字経営は可能だ!!

予想損益決算書

 毎月経営会議【役員会】で予想決算【経過月の実績 + 未経過月の予算】を見ながら経営することで、黒字決算の可能性が高まります。

 上の事例会社では、当初の予算【経営計画】より売上が540,966円減少、原価が2,076,211円も増加、差引粗利が2,617,177減少するという予想です。

 他方経費が1,887,539円減少し、結果、営業利益が当初予算より、729,698円減少するという結果が、実績3ヶ月+予算9ヶ月で出ています。

 経営陣が知りたいことの第一は、過去の実績ではなく、過去の実績+予算=予想決算 このまま予算通り推移すれば、会社は幾らぐらいの利益あるいは損失が出るかということではないでしょうか?


 黒字経営になる経営管理のやり方はあるの? 前へメニューへ次へ