レポート 〜成功する会計事務所のセオリー
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やる気を出させる方法
(14/10/31)

 みなさんの事務所では、どんな”やる気を出させる工夫”をしていますか?

 むかし、平本相武さんの本に出会い、人には「ビジョン型」と「価値観型」のタイプがあることを知り、気が楽になったことを記憶しています。

 「ビジョン型」とは、未来のありたい姿を実現したいと思うことでやる気のあがるタイプ。たとえば、「○年後に税理士になって、○○で事務所を構えたい」。ビジョンや目標が明確になり、達成が近づくほどやる気が出てきます。

 「価値観型」とは、自分にとって譲れないこと、大事なことを満たそうとすることでやる気のあがるタイプ。たとえば、「1番になる」、「自己成長できる」、「人の役に立つ」。今日1日、価値観を満たされたと感じることでやる気が出てきます。

 どちらが良いということではなく、どちらの方が自分にとってやる気が出るかを知っておくことがポイントです。

 そして、これは自分だけでなく、組織の中で誰がどのタイプかを知っておくことで、組織は活性されると思います。

 1日1日を精一杯満たすことでやる気の出る価値観型に、「5年後、10年後どうなりたい?」と聞いてもやる気を損なうだけです。

 目標の持ち方やアドバイスの仕方も、それぞれのタイプに合わせることで、よりやる気を加速することができます。

 みなさんの事務所でも少し工夫してみてはいかがでしょうか。