レポート 〜成功する会計事務所のセオリー
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異業種から学ぶ
(14/09/01)

 「会計事務所はサービス業である」ということは、もはや異論のないところだと思います。事実、総務省の統計調査でもサービス産業に分類されています。

 「サービス業である」ということは、比較されるのは同業の会計事務所だけでなく、他のサービス業もその対象となります。自分たちの業界だけを見ていては、視点が固定化してしまい、新しい発想も生まれにくくなります。視野を広げるためにも積極的に異業種が行っている取り組みを学び、吸収することが事務所の成長につながる、と私は考えます。

 ある事務所では、このような取り組みをしています。

 ホスピタリティー(おもてなし)において数々の伝説を作り続けている、リッツカールトンホテルに職員が宿泊し、「最高のサービス」を学び、そこでの感動体験や感じたことを事務所経営に反映させています。

 もっと言えば、サービス業に拘らなくてもいいと思います。製造業のお客様がいらっしゃれば、工場見学をさせていただくのもいいかもしれません。

 どんな業種でも「得られた学びや気づきを自身の業務に生かそう」という視点を持っておくことが重要です。

 機会があれば是非異業種を体験してみてはいかがでしょうか。