レポート 〜成功する会計事務所のセオリー
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情報を使えるカタチにする
(13/01/07)

 今回は会計事務所の成功要因の一つである“見える化”についてです。

 何を“見える化”するのかというと、「全て」です。出来る限り、目に見える形で表現することで、そこから得られる成果が大きく変わってきます。

 その中でも、今回は【報告書の見える化】についてお伝えします。

 「【報告書の見える化】が大事なんて当たり前」と思われるかもしれませんが、形(紙や電子データの報告書)を残していても、有効活用しきれていない事務所もよくお見かけします。【報告書の見える化】について、特に重要なことは“記載した報告書が、後で活用できる状態になっているか”ということです。

 ある事務所では、報告書は全て電子化されています。そのため、例えば、

“相続”に関するセミナーを企画、開催することになった場合、報告書上で“相続”というキーワードで検索し、該当しそうな顧客に対して電話やメール等を使って、集中的に集客を行う、といった使い方が出来ているのだそう です。

 このように、報告書を文書化しておくことだけではなく、“後で活用できる状態になっているか?”が重要であると言えます。

 また、別のある事務所の担当者の方は「担当件数が多く、どの顧問先にどんな話をしたか覚えておけない。報告書が大事なのは分かっているが、その報告書を書く時間が無い」と仰っていました。しかし、この担当者はその代わりの方法として、“音声化”をしています。顧問先での面談後、車での移動中に、ICレコーダを使って、面談時のやりとりを音声ファイルとして残していて、次回訪問時は、その音声ファイルで前回の内容を確認してから面談に臨んでいるのだそうです。

 皆様の事務所では、報告書は“後で活用できる状態”になっているでしょうか。報告書は最大の資産です。是非、有効活用できる体制作りをしてみてください。
 

  名南経営では、会計事務所における最大の資産は“報告書”だと考えています。

 この報告書の価値を少しでも多くの方に知っていただきたい、という想いから、過去あった実話を基にした無料の小冊子(事例集)を作成しました。

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