目次 PART2 2-5


 2.5 主な地方税のあらまし

 地方税にはさまざまな税目があります。地方税を所得、資産、消費という課税ベース別に見ると、所得課税としては、とくに住民税と事業税が重要で、資産課税としては、とくに固定資産税と不動産取得税が重要です。そして、消費課税としては、とくに地方消費税が重要です。

 地方税を学ぶ場合、地方税法のみを参照にすればよいとは限りません。例えば、住民税は課税標準の計算において、国税である所得税や法人税と非常に密接な関係があります。また、地方消費税と消費税の関係も同様です。したがって、住民税を十分に理解するためには、所得税法、法人税法、消費税および租税特別措置法などを学ぶことも大事です。

 

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