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2 日本における租税条約の概要 |
・ | 平成21年4月現在、日本は45の租税条約を締結しており、56か国との間で適用されています。 |
1 概 要 日本が締結している租税条約は、平成21年4月現在で45あり、56か国との間で適用されています。 租税条約の数と適用国の数に相違があるのは、旧ソ連との条約がその後独立した各国との間で適用されている、などの理由によるものです。 2 日本の姿勢の転機 平成16年に、新しい日米租税条約が発効しました(署名は平成15年です)。 この新しい日米租税条約は、日本にとって一つの転機となりました。それまで源泉地国として、日本国内源泉所得への源泉課税権を主張する傾向が見られましたが、この条約を機に源泉税率の引き下げや免税措置を設けるなど、海外からの投資を積極的に受け入れようとする姿勢がうかがえるようになりました。 経済活動のグローバル化に伴い、自国にとって有益な体制を構築しようとする政策的意図が背景にあります。 3 日米租税条約以後の経緯・現状(平成21年4月現在) 以下は、新日米租税条約以後の日本における租税条約の状況です。最近では、産油国との租税条約締結に向けた動きが目立ちます。 〈署 名〉
〈基本合意〉
〈基本合意〉
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