II-1-Q2 |
Q2 賃貸割合の意義 |
賃貸割合は、評価対象地上に存する貸家に係る各独立部分がある場合((例)当該貸家がアパート等である場合)に使用する概念で、その適用上の留意点として、賃貸されている各独立部分の解釈のなかに、継続的に賃貸されていた各独立部分で、課税時期において、一時的に賃貸されていなかったと認められるものを含むものとされている点が挙げられます。 【解 説】 (1) 賃貸割合の意義 『賃貸割合』とは、その貸家に係る各独立部分(構造上区分された数個の部分の各部分をいいます。以下同じ。)がある場合に、その各独立部分の賃貸の状況に基づいて、次の算式により計算した割合をいいます。 (算式)
(2) 賃貸割合の適用上の留意点 上記(1)に掲げる賃貸割合を貸家建付地の評価に適用する場合において、当該貸家がアパート等各独立部分を有する家屋であるときには、貸家建付地の理論的な評価趣旨に合致した原則的な取扱いと実務上の要請に基づく一定要件の充足を条件とした緩和措置ともいうべき特例的な取扱いがあることに留意する必要があります。
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