先生: |
税込み経理では消費税が費用として計上されるけど、税抜き経理の場合は出てこないね。 |
一郎: |
仮払消費税と仮受消費税の相殺ですからね。 |
先生: |
消費税は通過勘定で、期間損益に影響を与えないんだね。 |
一郎: |
ところで先生、これだとどちらも当期純利益は同じなんですけど・・・・。
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先生: |
税込み経理の場合、売上高と仕入高がそれぞれ過大になっていて、その差額分だけ別に費用計上してるから、結果的に利益は同額だね。 |
一郎: |
はい。 |
先生: |
このケースでは同額だけど、こういう場合は違ってくるよ。 |
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[設例2]
設例1の仕入高(63,000千円)の中に、機械の購入10,500千円(うち消費税500千円)が含まれています。
この機械は、耐用年数5年、残存価額10%として、定額法で減価償却を行ないます。 |
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[計算]
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税込み経理 |
税抜き経理 |
売 上 高 |
105,000千円 |
100,000千円 |
仕 入 高 |
52,500千円 |
50,000千円 |
人 件 費 |
30,000千円 |
30,000千円 |
減価償却費 |
1,890千円 |
1,800千円 |
消 費 税 |
2,000千円 |
― |
当期純利益 |
18,610千円 |
18,200千円 |
(注) |
減価償却費の計算 |
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税込み経理: |
(10,500千円−1,050千円)× |
1
5 |
=1,890千円 |
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税抜き経理: |
(10,000千円−1,000千円)× |
1
5 |
=1,800千円 |
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