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13 給付見込み額の定期的な通知 |
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平成20年4月から、公的年金加入者には定期的に年金見込み額が通知されるようになります。
今回の改正では、加入者への情報開示が進み、公的年金加入者には定期的に年金見込み額が通知されます。 現在は、55歳以上の加入者だけを対象に、年金額の見込み額が算出されています。平成20年度からは、幅広い加入者に対して年に1回程度、保有ポイントとポイント単価を通知し、その点数と単価を掛け合わせたものが年金見込み額になる仕組みが導入されます。 しかし、見込み額は、通知時点までの加入実績をもとに計算しただけのものなので、年齢が若ければ、老後に受け取る額とは大きく異なる可能性があります。
(1) 老齢基礎年金(現在、満額で794,500円) 年金額=基礎年金ポイント×単価
〔例〕30年間保険料を納付した場合
(2) 老齢厚生年金(平均標準報酬額×給付乗率×加入月数) 年金額=報酬比例ポイント×単価
モデル厚生年金(報酬比例部分)の場合、平均収入(ボーナス込み月収47万円)の会社員が40年間制度に加入すると、65歳から年間約120万円(月約10万円)の年金が支給されます。これを基準に、平均収入の人が1年間保険料を納めれば1 ポイントと仮定すると、40年分の40ポイントで年間120万円(月10万円)の年金になります。1ポイント単価は30,000円(120万円/40)(月額単価2,500円)となります。 〔例〕平均的な給料で30年間厚生年金保険に加入した場合
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