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3 国民年金の年金額


Question
 基礎年金(国民年金)の年金額はどうなりますか。



Answer

 平成16年度の老齢基礎年金は満額(40年加入)で794,500円になります。


 それぞれの基礎年金額等については、原則は下記のように平成16年度の改定率を1 とした名目手取り賃金変動率等(改定率)を基準として、毎年改定されます。

年金の種類 年 金 額
老齢基礎年金

2級障害基礎年金
及び遺族基礎年金

1級障害基礎年金

子の加算額(第2子まで)

子の加算額(第3子以降)
780,900円×改定率


780,900円×改定率

780,900円×改定率×1.25

224.700円×改定率

74.900円×改定率

 しかし、平成16年度の基礎年金額等は、特例措置により次のようになります。

国民年金の額
年金の種類 年金額(平成15年度) 年金額(平成16年度)
老齢基礎年金 797,000円 794,500円
2級障害基礎年金
及び遺族基礎年金
797,000円 794,500円
1級障害基礎年金 996,300円
(797,000円×1.25)
993,100円
(794,500円×1.25)
子の加算額(第2子まで) 229,300円 228,600円
子の加算額(第3子以降) 76,400円 76,200円
子は、18歳到達年度の末日までの子または20歳未満で障害等級1級・2級の障害の子に限られます。

 これは「物価スライド特例措置」といって、改正後の規定により計算した額が、平成12年改正後の年金額に0.988(物価スライド率)を乗じた額に満たないときは、後者つまり0.988を乗じた方を支給するというものです。

 したがって、例えば平成16年度の老齢基礎年金の額は
 804,200円(平成12年度の年金額)×0.988≒794,500円
になります。

  この0.988は平成16年度の物価スライド率ですが、今後、物価指数が下落した場合は、その低下した比率で翌年4月から改定されます。

 

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