VI-Q8

Ｑ８　求人にともなう費用

当社では、求人に当たり次に掲げる費用を支出することにしましたが、税務上は、どのように取扱われますか？ 　　（Ａ） 広告会社との打合せ費用 　　（Ｂ） テレビＣＭ料 　　（Ｃ） 学校訪問時の手土産代 　　（Ｄ） 学校の就職担当者に対する謝礼 　次の通りになります。 　まず、広告会社との打合せの際に支出するコーヒー代や弁当代等の費用ですが、打合せに通常要する費用の範囲内であれば、会議費として認められます。 　次に、テレビＣＭに係った費用ですが、そのテレビＣＭが放映された事業年度に広告宣伝費等として損金となります。なお、ＣＭが放映される前に支払った場合には、前払金として資産に計上することになります。ＣＭ料は特定のサービスを受けるために支払うものであり、等質等量のサービスを契約に基づいて継続的に受ける役務提供の対価として支払う前払費用とは異なりますので、いわゆる短期前払費用の適用はありませんのでご注意ください。 　また、貴社の人事担当者が、採用を予定している学校を訪問した際に、手土産を持参した場合の費用は、採用を円滑に進めるための事業関係者に対する贈答として、交際費等に該当します。 　同様に、採用後にその学校の就職担当者に対して支払う謝礼も交際費等に該当します。 　なお、消費税については、就職担当者に支払う謝礼は不課税仕入になりますが、それ以外の費用は課税仕入になります。