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4 署名と記名はどう違うか

 署名とは狭義では自署、すなわち自己の名称を手書きすることをいう。広義では記名捺印も含むが、特に断らない限り一般的には狭義で使われる。筆跡という本人特有の痕跡により本人確認(文書署名者とある人物が同一の人間であることを認定する。以下、略して「同定」という)を可能とする手段であるからである。

 記名とは署名以外の方法、ゴム印やスタンプ、印刷など何らかの方法で名称を表すことを指す。

 

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