目次 Q1-30


 Q1−30 相続税の計算方法

 相続税の計算方法について教えてください。


  解  説  

 相続税は、次の流れにより計算します。

(1) 相続開始時における被相続人の財産、債務を時価評価し、課税価格を算出します。
(2) 課税価格から基礎控除額を控除し、課税遺産総額を算出します。
(3)  課税遺産総額を、法定相続人が法定相続分で相続した場合の取得金額に配分し、その配分された金額に相続税率を乗じて計算した税額を合算します(相続税の総額)。
(4) 相続税の総額を、相続人が実際に相続した割合により配分します。
(5)  上記(4)で算出した税額から、相続税の加算や税額控除を経て最終的な納税額を算出します。

   *配偶者や一親等の血族等以外の者が財産を取得した場合に限り、適用されます。

 平成27年1月1日以後に発生する相続については、基礎控除の金額が3,000万円+600万円×法定相続人の数となります(現行5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)。

 

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