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６）退職金の手取り額は？
最終的に整理してみよう。
退職慰労金つまり退職手当て等の収入金額は５０００万円
在任年数２０年，つまり勤続２０年での退職所得控除額は８００万円
退職所得は（５０００万円−８００万円）×１／２＝２１００万円
所得税額は２１００万円×４０％−２７９．６万円＝５８０万４０００円
住民税額は２１００万円×（３．６％＋５．４％）＝１８９万円
収入金額５０００万円−（所得税５６０万４０００円＋住民税１８９万円）＝４２５０万円６０００円
結局，４２５０万６０００円が実質受取額となる。
所得税と住民税を合わせた税額は７４９万４０００円であるから，この値を収入金額である５０００万円で除すと１４．９％となり，この値が所得税，住民税を合わせた総合的な実効税率となるわけである。いずれにしろ，それなりに優遇された課税方式となっていることがわかる。
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