社会福祉法人の会計・経理Q&A


Q45
 監事の提出する監査報告書について、どのような様式にしたらよいですか。



A45

 監査報告書の記載例としては、次のようになります。



監事監査報告書

平成○年○月○日

社会福祉法人○○会
 理事長 ○○ ○○殿
監事(自署押印)
監事(自署押印)


 私たちは、社会福祉法人○○会の平成○年4月1日から平成○年3月31日までの事業年度における理事の業務執行の状況及び財産の状況について監査をいたしました。その結果につき以下のとおり報告いたします。


監査の方法の概要

 私たちは、理事会その他重要な会議に出席するほか、理事等からその職務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、業務及び財産の状況を調査し、事業の報告を求めました。また、会計帳簿等の調査を行い、財務諸表、すなわち、資金収支計算書(内訳表を含む。)、事業活動計算書(内訳表を含む。)、貸借対照表及び財産目録につき検討いたしました。


監査の結果

(1) 会計帳簿は、記載すべき事項を正しく記載し、上記の財務諸表の記載と合致しているものと認めます。
(2) 計算書類は、法令及び定款に従い、資金収支及び純資産増減の状況並びに財産の状況を正しく示しているものと認めます。
(3) 事業報告書は、法令及び定款に従い、法人の状況を正しく示しているものと認めます。
(4) 理事の職務執行に関する不整の行為又は法令もしくは定款に違反する重大な事実は認められません。

以 上



 なお、指摘事項などの意見を表明する場合には、別途「監査実施報告書」を提出して、ここでの監査報告書には、記載しません。