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他のサービス・拠点区分の予算を流用することは認められません。
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予算の流用を無制限に認めると、予算統制の機能が損なわれるため、法人内において、「支出予算の流用」の限度を設定することも考えられます。例えば、事業の性格により、次のようなケースがあります。
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ア |
大区分の勘定科目間の支出予算の流用を認めるケース
この場合は、支出予算全体で予算オーバーとならない限り、「支出予算の流用」で対応できます。なお、支出予算全体で予算オーバーとなる場合は、「予備費の使用」か「予算の補正」で対応することになります。
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イ |
大区分の勘定科目間の支出予算の流用を認めず、個々の大区分の勘定科目に含まれる中区分の勘定科目間の支出予算の流用のみ認めるケース
この場合は、個々の大区分の勘定科目が予算オーバーとならない限り、「支出予算の流用」で対応できます。なお、個々の大区分の勘定科目で予算オーバーとなる勘定科目があれば、その勘定科目は「予備費の使用」か「予算の補正」で対応することになります。
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ウ |
特定の大区分の勘定科目間の支出予算の流用のみを認めないケース
これは、上記アとイの中間的なものです。
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実施している事業によっては、特段の定めにより勘定科目間の支出予算の流用を認めていないケースがあるため、注意が必要です。 |