資金収支計算の目的が、支払資金の収入と支出の内容を明らかにすることにあるのに対し、事業活動計算の目的は、事業活動の成果を明らかにすることにあります。 すなわち、社会福祉法人が1年間の事業活動を行った結果の損益の状況を反映した計算書が事業活動収支計算書です。 事業活動計算書の様式は、サービス活動増減の部、サービス活動外増減の部、特別増減の部及び繰越活動増減差額の部に区分され、本年度の決算額が前年度の決算額と比較されて表示されます。 また、資金収支計算書には計上されませんが、事業活動収支計算書に計上されるものとして ●減価償却費 ●固定資産の売却損益・除却損 ●資産の評価損 ●引当金の繰入・戻入 ●国庫補助金等特別積立金の取崩額・積立額 等 があります。 事業活動計算書(第2号の1様式)
なお、事業活動計算書は、本年度決算数値について、経理区分ごとに内訳表を作成することになっています。 すなわち第2号−2様式、第2号−3様式として、「事業活動内訳表」を作成しなければなりません。加えて、それぞれの拠点においての、本年度の決算額が前年度の決算額と比較されて表示された第2号の4様式を作成します。 |