組織を活性化する動態的組織形態 前章で述べた基本形態は組織の基本5原則をもとに如何にバランスよく企業組織を積み上げていくかという「ピラミッド型組織」を形成するものでした。しかし、激しい経営環境の変化に伴ってピラミッド型の企業組織では、変化に対応しながら、経営目標を果たしていくことが困難になってきました。
経営環境の変化が活発になってくると、機動性に富んだ組織構造が必要になってきます。
これからの企業組織の考案 前章で述べた「動態的組織形態」は、硬直的な組織を活性化させるものとして、近年多くの企業で活用されています。今後の形態は更に下記のような志向すると考えられます。
このような機能を兼ね備えた未来型組織として挙げられるのは、「リレーション型組織」です。
このようにチームである個が独立しながらも有機的に連携することによって、環境変化即応型の柔軟性に富んだ組織へと進化することが可能です。さらに、こうした自己完結型の組織運営で重要なことは、会社全体の目標、組織の目標、個人の目標を統合させて、企業としての個体を保っていくことなのです。 |