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会社を作るということは、経済社会に新しい一個の活動主体である法人を誕生させることです。
会社は法律の定める要件を整え、手続きを経て、設立登記をすることによって誕生します。それには商業登記が深くかかわってきます。
法人は、経済活動の主体としての実態を備えたもので、その運営についても法律の規定の枠内で行われます。また、法人にはいわゆる寿命はなく、法人の出資者や役員が死亡したり退任しても、法人の活動を継続することができます。しかし、事業の失敗等で解散したり、清算手続きを経て消失することはあります。
さらに、法人自体は活動できませんので、出資者が法人の代表者を選任しその代表者を通じて活動を行います。つまり、法人ではその所有者と経営者が概念上区別されているのです。
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