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 通夜へのご会葬 提供: 大成祭典株式会社
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仕事の都合を考え、いずれかに会葬する

 葬儀は取引先に誠意を見せる絶好の場として、やり手の営業マンはロッカーに喪服一式を常備しておくという話も聞きますが、それもTPOを考えて行動する必要もあります。
 受け取り方によっては「死を待ち望んでいたのか」と折角の誠意が逆効果になることもあるからです。
 いずれにしろ通夜には、取り急ぎ駆けつけたという意味で平服でもかまわない訳ですから、喪服の常備は取り越し苦労といってもいいでしょう。
 ところで、突然悲報が届いたら通夜と告別式のどちらに出席すべきでしょうか。どちらにするかは仕事の都合、故人との関係等を考慮して判断すべきですが、一般的な傾向としては通夜に出席するビジネスマンが増えているようです。日中行なわれる告別式より夕方の通夜の方がビジネスマンにとって都合はいいのかもしれません。
 しかし、そのため告別式の会葬者数が激減し、何ともさびしい告別式となっています。 本来、告別式は生前の関係者が故人とお別れする儀式なのですから、ビジネスマンなら告別式に出席し弔意を表すべきかとも思います。


通夜には取り急ぎ平服でも駆けつける

 次に服装の問題ですが、通夜の場合あまり華美でない平服なら許されます。
 但し、男性の場合、ネクタイピンやカフスボタンははずします。女性の場合、グレー、紺、茶等地味なものであれば構いません。正式には和装の喪服が格式高い礼装とされていますが、衿と足袋の白を除いて小物類も黒一色にします。洋服なら黒のワンピースかスーツで、夏でも肌を出さないようにします。
 許されている小物は、イヤリングとピアス。ネックレスは涙を誘うということでパールなら構いませんが、二連、三連につけることは「重なる」ということでタブーです。指輪は結婚指輪程度で石ものなら石の部分を手の平側に向け、帽子はつばの小さいものにします。また、喪章や腕章は喪家側の列席者、世話係が着用するもので弔問客はつける必要はありません。


故人の供養のため通夜振る舞は辞退しない

 焼香が済んだ後は通夜振る舞いを勧められます。これは故人を供養するということで、辞退せずに一口でも箸をつけるのが礼儀です。通夜振る舞いでは酒も出ますが、酔うほど飲まないのが当然で静かに故人を偲びます。車でご会葬の方は安全のためジュース等でお清めしておきましょう。友人との私語談笑は慎みます。20〜30分経ったら頃合を見計らい遺族か案内係に挨拶して辞去します。


豆コラム

 通夜の弔問は定刻直後に到着する気持ちで出席した方がいいかもしれません。 受付では香典を先方に向け差し出し、名簿に記帳します。名刺を渡すときは左下の角を表側に折ることで弔意をあらわすことになります。
 いずれにしろ故人の交友関係が広いと弔問客も大勢来ます。その場合、長蛇の列ができ受付も混雑します。記帳が済んだら、速やかに先客に従って祭壇前に進み合掌礼拝してください。