決算報告書入門
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決算書の読める経営者になる!!

 社長の仕事は営業や物づくりだけではありません。会社の経営数値が分かって初めて社長なのです。そうは言っても世の中には会社の経営数値を理解せず経営をしている社長も多く、経理でも会社の経営数値を理解している人ばかりではありません。しかし、決算書、特に月次の決算書は会社の危険情報を迅速に知る大きな武器です。各種統計でも月次決算をしておらず、年一回程度の決算書しか作成していない会社の倒産率は、はるかに高いとのことです。

 銀行の審査でも毎月試算表や決算書を作成しているか否かを融資の判断材料としている金融機関があるほどです。会社の経営数値を熟知していれば、危険情報を早期に読み、早々と色々な手を打てます。漠然としたイメージでしかつかんでいないので、経営判断が遅くなり、気がついた時は手遅れということになりかねません。

 なかには、会社の利益を現預金の残高で判断されている経営者や借入金の返済が会社の経費になると思っている経営者もおられます。売上は現金入金された時や受注した時、注文があった時という経営者もおられます。経営者の方々には会計や税金の知識をもっと理解していただきたいと思います。

 毎月定例日に役員会議や経営会議を開催し、経理担当者や顧問税理士から月次決算書を提出してもらい自社の問題点、課題を報告してもらっている会社には倒産は無縁です。商売の基本は己を知ること。その最初の第一歩は自社の決算書を読めることです。


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