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経理担当の雇い方、選び方

【ポイント】
(1)経理担当者を雇用できるのは売上総利益【粗利】の5,000万円が目安。
(2)会計事務所に経理・帳簿作成を依頼する。
(3)専門知識、資格は二の次。信頼できる人を探そう。

 帳簿作成がわずらわしいということで経理担当者を雇用しようとする経営者の方もいらっしゃいます。では、少しコスト計算をしてみましょう。

 時給1,000円で、1日7時間(7,000円)1ヶ月を22日として154,000円。これに社会保険料や交通費等諸経費が3割として、1ヶ月200,000円程度がパート採用でもかかります。さらに【守秘義務・信頼】等の条件等が必要です。派遣では、最低2,500円ですので、385,000円にもなります。やっと慣れてきたと思ったころに退職となったら目もあてられません。

 この場合、まず顧問をしてもらっている会計事務所に別料金で帳簿を作成してもらう方法があります。請求書・レシート・領収書・通帳のコピー・給与台帳など帳簿をつくるのに必要な資料の一切を預けて、あとは帳簿一式を作成してもらう方法です。会計事務所は帳簿を作成する専門家ですので、資料を渡せばOK。資格者であれば、【守秘義務】がありますので、会社の秘密は守られます。粗利5,000万円以下の会社では会計事務所に外注することも一考です。

 採用する場合は、【信頼できる人物】を一番のポイントで採用することです。経理はお金を扱います。毎日のように横領等の経理の不正が発覚しています。会計事務所のチェックがしっかりしていても発覚してからでは遅いのです。一般公募であれば前歴紹介、保証人をもらうことは最低限の保全です。縁故採用・親族・会計事務所等の信頼できる人の紹介をまず検討しましょう。


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