会計事務所NEWS No.6


税理士・会計事務所の経営環境の激変
〜ピンチをチャンスに〜


我々の業界は、まさに今、成熟期を向かえ淘汰の嵐が吹き荒れています。

「資格を取れば何とかなる」というのは、はるか昔に終わり、「資格を取ってもどうにもならない」時代になっています。なぜ、このように大きく経営環 境が激変したのでしょうか?


《コンピュータ・会計ソフト価格の下落の影響》

会計事務所が謳歌した時代とは、TKCやMJS、JDLなどのシステムを使用し、コンピュータ会計を顧客に導入するというものでした。これによって、会計事務所は、記帳代行業務を行い安定した収益を得ることができたのです。このようなことが可能であったのは、コンピュータや会計ソフトが非常に高価なものであり、各顧客が個別にシステム投資をするには投資負担が大きすぎ、会計事務所を通じてシステムを共同でリースする形式をとることによりコンピュータ会計の導入費用を削減しようとするものでした。

しかし、現在は、コンピュータ・会計ソフトともに価格は急激に下落し、小規模な企業であっても自社で経理を行なうことが可能になったのです。これにより顧客は少ないシステム投資で、自社で経理を行なうことにより早い月次決算が可能となりました。


《顧問先は2極分解  必要とされる【経理部長的業務】》

結果、顧問先のニーズは2極分解しています。(1)安価な価格で税金申告・決算書作成・記帳代行を依頼したい。(2)経営管理資料の作成、資金繰り、財務面まで見て欲しい。年々2極分解は進んでいるものと思われます。(1)の顧問先に向け、インターネット会計、中国での記帳代行サービス、異業種よりの安価なサービス、会計事務所の低価格の記帳代行派遣サービス等が商品化されています。(2)の顧問先向けサービスについてですが、経営管理資料の作成や資金繰り、財務面のサポート等々多岐に渡りますが、ひと言で言えば、【経理部長的業務】と云えます。経営陣は営業や技術にそのノウハウ、時間を費やし、会計事務所と経理で、経営数値、資金繰り、財務を安心して任したいという中小企業は増加していませんか?


《【経営会議システム】は 会計事務所の【経理部長的業務】の出発点》

(1)経営者と毎月会えます。

(2)経過月実積+未経過月予算=正確な予想決算数値に基づく経営意思決定の場に出席できます。

(3)毎月の予想・実績資金繰り表を見ながら、財務面の指導が出来ます。

(4) 様々な経理管理資料の作成業務が出来ます。

一番重要なのは、経営陣が会計事務所や経理担当者に望むことがはっきり理解でき、顧問先の成長と比例して、会計事務所も、担当者も成長す ることが出来ます。


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